特集 Part1.女性のカラダQ&A Part2.妊娠出産☆新常識
トップ Q1.月経不順 Q2.プレ更年期障害!? 経験者に直撃!高齢出産リアル座談会
Q3.ピルの服用 Q4.乳ガン・子宮ガン 高齢出産必勝マニュアル
Part1 女性のカラダQ&A こんな症状やお悩みはありませんか?
Q2 最近なんとなく体がだるく、ちょっとしたことで落ち込んだり、イライラしたり…。30代後半ですが、もしかしたらプレ更年期障害の症状でしょうか?治療法はありますか?
A 月経前症候群(PMS)の可能性も。検診で不安を取り除くのが一番の治療法です。

 『プレ更年期障害(若年性更年期障害)』という言葉が一般的になり、このような相談を受けることがよくありますが、30代、40代前半で、いわゆる更年期障害が起こるということはあまりありません。更年期障害とは、卵巣ホルモンが減少し、分泌されなくなる(閉経する)ことによって起こる様々な症状のことを言いますが、近年、閉経年齢は上昇傾向にあり、30代、40代前半であれば、まだ心配はいらないでしょう。

検診をして不安を取り除くことが、症状を緩和する一番の早道。
日本女性の閉経年齢 「更年期で変わる心とからだ」第9版2003年より(青野敏博他:女性におけるAgingとホルモン療法、産婦人科の実際)

 閉経を迎える年齢ではないにも関わらず、更年期障害と同じような症状が出る状態を『プレ更年期障害』と言うようですが、実際はめったに起きないことであり、30代、40代前半で体がだるい、落ち込む、イライラするといった症状がある場合、月経前症候群(PMS)である可能性が高いですね。これは、更年期障害とは異なり、正常に女性ホルモンが出ている証しでもありますし、漢方薬やピルによって症状を緩和することができます。

 『プレ更年期障害』かもしれないという不安のある方は、基礎体温を測ってみてください。高温期があれば、排卵をしているということですので更年期障害ではありません。

 高温期がなく月経周期も乱れていれば、更年期障害の疑いがあります。症状が重い場合はホルモン補充療法を行うこともありますが、更年期は自然現象のひとつで、病気ではありませんので基本的には治療をせず、健康的な生活を送りながら、うまく付き合っていくことですね。

 一番大切なのは、自分のカラダを理解することです。なぜ体がだるいのか、落ちこんだりイライラしたりするのか、その原因が分からない不安やストレスで、症状が悪化することもあります。治療によって治る、または自然現象で病気ではないと知り安心することで、症状が解消されることもあるのです。

更年期症状のセルフチェック
お話しを伺った先生 名古屋市立大学 産科婦人科 病院准教授 尾崎康彦先生 医学博士。大学病院にて産科婦人科の診療にあたると同時に、大学で教壇に立つ。不育症(習慣流産)を専門に研究。