特集 Part1.女性のカラダQ&A Part2.妊娠出産☆新常識
トップ Q1.月経不順 Q2.プレ更年期障害!? 経験者に直撃!高齢出産リアル座談会
Q3.ピルの服用 Q4.乳ガン・子宮ガン 高齢出産必勝マニュアル
Part1 女性のカラダQ&A こんな症状やお悩みはありませんか?
Q1 月経不順がひどく、2,3ヶ月生理がこないなんてことも……。何かの病気や不妊症の可能性はありますか?
A 月経不順が続く場合は婦人科へ。他部位の病気が見つかるかもしれません。
まずは、病院に行って原因を検査することが肝心。

 月経周期には個人差があるため、2週間以内のバラつきであれば問題ありません。また、25歳未満の女性の場合、月経周期がまだ定まっていないこともありますし、25歳以上であってもストレスなどにより、一時的に周期が崩れることも多いでしょう。

 ただ、1~2ヶ月以上のバラつきが続いたり、出血量が極端に多かったり少なかったりする場合は、卵巣機能不全症と診断されます。これは、仕事や家事などによるストレスでホルモンバランスが崩れていることが原因の場合が多いですが、その他、卵巣になんらかの問題があったり、子宮筋腫、子宮内膜症などである可能性があります。

 また、月経不順で診察に訪れる人に多くみられるのが、「甲状腺機能亢進症」や「高プロラクチン血症」といった、婦人科系以外の臓器ホルモン異常の症状。卵巣ホルモンと同じ、脳下垂体から出ている別のホルモンが原因で、月経不順が起きているのです。また、極めて稀ですが、脳下垂体の腫瘍が原因で月経不順が起こる場合もあります。

 「甲状腺機能亢進症」や「高プロラクチン血症」は、どちらも不妊症の原因となることがあります。月経不順だからといって不妊症であるということは決してありませんが、大切なのは月経不順をそのままにしておかないこと。検診に行き早期治療を心がけましょう。

 まずは、婦人科や産婦人科で検査をして基礎体温表を付けてください。月経不順の原因を突き止めることができるでしょう。基礎体温を測り、高温期が10~14日ほどあれば正常に排卵をしているので不妊症の可能性は低くなります。また、婦人科系臓器以外の症状が原因であった場合は、それぞれ専門のドクターに診てもらうことになります。

健康的な女性の基礎体温表
月経不順や不妊症を引き起こす可能性のある病気
■子宮筋腫

 子宮の筋肉層にできる良性腫瘍。月経時の出血が多くなり、貧血やめまい、動悸といった症状が出ることもあるが、自覚症状がない場合もある。

■子宮内膜症

 子宮の内側にある内膜が子宮以外の臓器に移動し、月経が子宮以外の場所で起こる。下腹部痛や性交痛を引き起こし、卵巣がんの原因になることも。

■甲状腺機能亢進症

 女性に多い病気。甲状腺(のどの部分にある臓器)ホルモンが過剰に分泌されるため、甲状腺が腫れて、動悸や疲れやすいなど様々な症状が出る。

■高プロラクチン血症

 乳腺を刺激するホルモン『プロラクチン』が過剰に分泌され、無排卵、無月経を引き起こしたり、出産していないのにお乳が出たりする。

■糖尿病

 糖尿病になると、排卵をつかさどる『インスリン』というホルモンがうまく作用せず、無排卵、月経不順を引き起こすことがある。

お話しを伺った先生 名古屋市立大学 産科婦人科 病院准教授 尾崎康彦先生 医学博士。大学病院にて産科婦人科の診療にあたると同時に、大学で教壇に立つ。不育症(習慣流産)を専門に研究。