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ペット大好き!

朝倉由美子さんとコースケ

朝倉由美子さんの店で、看板猫としても人気の愛猫コースケ=東京都内で
朝倉由美子さんの店で、看板猫としても人気の愛猫コースケ=東京都内で
プロフィール

 あさくら・ゆみこ 神戸市出身。1987年デビュー。2006年、東京都荒川区内でカラオケ店「優美ン」を開店、歌謡教室も始めた。コンサート、ラジオ、テレビ、ライブなどで活躍中。

大切な「招き猫」 お目当ての客も

 歌手の朝倉由美子さんが営むカラオケ店のマスコットは、美しい猫のコースケ。毛並みがつやつやとしてシャープなスタイル。入り口近くの“番台”に鎮座して、まさに「招き猫」状態だ。

 「11年前、少し認知症気味になった母を見守るため、この地に店を選び、2階に同居することにしました。その1年後、母の生活のパートナーに、猫がいたらいいなと思ったんです」

 折よく、近所の人から子猫を譲り受けた。

 「小さなおまんじゅうのようなサイズ。最初はスポイトでミルクをあげていました」

 母猫のように手塩にかけて育てた。コースケは順調に大きくなり、母と一緒に静かに暮らしていたが、5年前、母が亡くなった時、2階に残されたコースケに異変が生じた。

 「よっぽど寂しかったのでしょうね。円形脱毛症のような部分的な脱毛が体に2カ所できてしまいました。その上、人恋しいのか、今まで階下の店に来ることはなかったのに、夜になると店に下りてくるようになったのです」

 家と店を隔てる扉の前に座り、「中に入れて~」とばかりに悲しげに鳴くコースケを見るのは哀れだった。「寂しさが癒えるまで」と客の許可を得て、少しの間、店の中に入れることに・・・。

 「最初は、コースケもカラオケの音に驚いて逃げ出しましたが、そのうち舞台やソファの上でくつろいで眠るようになりました。お客さんもコースケをかわいがってくれ、いつの間にか人気者に」

 おやつやおもちゃを持参する人、コースケと遊ぶのを楽しみに来る人も登場。

 「びっくりしましたね。世の中に、こんなに猫好きな人がいるなんて(笑)」

 そして誰より、コースケに魅了されているのが朝倉さん自身なのだ。それを実感したのはコースケ失踪事件。

 「コースケは家から外に出ることはなく、万一、道に出ても半径2メートル以上は遠くに行きません。でも、その日に限ってなんと3時間も帰ってこなかったのです」

 午後11時に閉店するころ、ソファの片隅で寝ていたコースケは目を覚まし、朝倉さんが客を送っている時、すっと外に出た。その後、いつものようにすぐ戻ってくるだろうと思いきや、いつまでたっても帰らない。朝倉さんの心配は頂点に達した。幸いなことに午前2時すぎ、コースケは何事もなかったかのように涼しい顔で戻った。朝倉さんはコースケを抱き、涙の対面を果たしたという。

 「まるでわが息子のよう。頭がいいのも性格がいいのも、私の子だから当たり前ね」と朗らかに笑った。

 (文・宮西ナオ子、写真・五十嵐文人)

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