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山岸将也さんの活躍を見守ってきた愛犬「ミルク」=神奈川県茅ケ崎市のドッグサロンSKY茅ケ崎で
山岸将也さんの活躍を見守ってきた愛犬「ミルク」=神奈川県茅ケ崎市のドッグサロンSKY茅ケ崎で
プロフィール

 やまぎし・まさや 1992年生まれ。神奈川県茅ケ崎市出身。順天堂大卒業。高校時代は水泳のインターハイ出場経験も。身長182センチ。ピラティスのインストラクター。テレビやラジオでも活躍中。


山岸将也さんとミルク

世界のイケメン
癒やして支えて

 昨年「2016ミスター・ジャパン日本大会」でグランプリを獲得し、今年2月タイで開催された「2016 ミスター・インターナショナル世界大会」で、35カ国のイケメンの中から2位に輝いた山岸将也さん。腕の中にいるのは、マルチーズのミルク。美しい毛並みの“イケ犬”だ。

 「僕のきょうだいは姉2人と妹1人。両親も含め仲のいい家族ですが、女性陣のパワーがすごい。ミルクが弟分として、僕を癒やしてくれます」

 11年前に山岸家にやってきた。当時の山岸さんは水泳部現役でオリンピックを目指していた。「2歳から20年間、水泳を続けました。中学3年の時、自由形で全国3位になったことがあります」

 しかし、2014年に水泳部を引退。厳しいトレーニング中も、引退を決意する時も、ミルクは常に山岸さんの傍らにいて癒やし、励まし、ひらめきを与えてくれた。

 「水泳で日本一になれなかったことが大きな心残りでしたが、その後ミスター・ジャパンがあることを知ったのです」

 ここで目標を変え、コンテストに向かって努力を始めた。表現力を養うためのスピーチやダンスなどは、それまで経験したことがなく、新しい挑戦だった。

 「夜遅くまでダンスの稽古をして、夜中に家に戻ることもありました。家族を起こさないよう静かに中に入りますが、別室に寝ているミルクは必ず玄関まで見に来て、僕の顔を確認すると、『おかえり』とうなずいて、また寝床に帰っていくのが常でした。時々僕が落ち込んでいたり、疲労が激しかったりする時は、わざわざ傍らまでやって来て、顔をぺろぺろなめ、『頑張れよ。僕がついているから』と励ましてくれるような振る舞いをしました」

 コンテストが順調に進むと、ミルクはその喜びを全身で受け止め、心から祝福してくれているように見えた。「僕の方でもチューをしたくなりますが、これだけは拒まれ、なぜか必死で逃げようとします(笑)」

 ミルクが家に来て10年ほどの間に、家族の構成や環境も激変した。姉2人は結婚して実家を離れ、山岸さんの仕事も多忙を極めた。結婚した姉には子どもも生まれた。

 「おいは初孫だったので、母がメロメロになりましたね。すると『母命』と思っているミルクがかなり嫉妬しました(笑)」

 山岸家の歴史をともに刻んできたミルクだが、今は闘病中で、薬と注射が必要だ。「たくさんの楽しい思い出をつくりたい」と山岸さん。今は、ミルクとの生活をことさら大切にしたいと語った。

(文・宮西ナオ子、写真・木口慎子)