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三矢八千代さんとベティ

愛犬のベティを抱く三矢八千代さん。ベティは「100ほどの単語が理解できる」という=東京都内で
愛犬のベティを抱く三矢八千代さん。ベティは「100ほどの単語が理解できる」という=東京都内で
プロフィール

 みつや・やちよ 1952年生まれ。東京都出身。83年、エアロビ教室「八千代スタジオ」開校。指導者養成に貢献。著書に「高齢者イキイキ!音楽に合わせてリズム運動」ほか。2016年に一般社団法人バリアフリーフィットネス協会を設立し代表理事。

気持ち通じ合い 目と目で「会話」

 日本で最初のエアロビクスインストラクターとして、東京都内にスタジオを設立してから34年になる三矢八千代さんのペットはトイプードルのベティ。なんと、人間の言葉を理解する賢い犬だ。

 「ブリーダーさんのところで初対面の時、『(家に)来る?』と聞いたら、表情から『行く』と答えた気がしました。しかも3月8日生まれ。三矢の3と八千代の8が入っているので運命を感じました」

 丸く大きな目ときれいな巻き毛。ベティという名は、三矢さんが子どものころ、米国の女の子キャラクター「ベティ・ブープ」に似ているといわれていたことにちなむ。家に迎えてからは、主に三矢さんの母親と共に過ごしていた。

 「私は仕事で飛び回っているものですから、ベティは母と四六時中一緒。母は旅行も行かず、ベティとは一心同体。そして『長生きしてね。私より先に死んじゃいやよ』といつも言っていましたね」

 互いに年を重ねていく母親とベティは常に目と目を合わせ「会話」をしていたという。幸せな時間の積み重ねだったが、2015年1月、母親が87歳で急逝した。

 「突然でした。姉妹のように何でも話し合う大好きな母でしたからショックでした。でも、何よりもベティの悲しみといったら・・・」

 亡きがらに顔を寄せ、目を覚ますのを待つかのように、その夜はずっと、母親の頬に顔を埋めていた。出棺のときは、ベティには見せないように見送った。残されたベティが、母親の姿を求めて必死で家中を捜している様子が、涙を誘った。心細さと寂しさからか、母親亡き後のベティは三矢さんのそばを片時も離れなくなった。座れば必ず膝の上に乗り、歩けば必死で後を追う。エアロビのスタジオにも同行し、生徒たちのアイドル犬になっている。

 「レッスンが始まると、おとなしくじっと待っています。母は『ベティは100単語くらいを理解できる。話が通じる』と言っていましたが、本当のようです」

 取材中にも、部屋の隅でガサガサ動き始めたベティに、三矢さんは、人間に話しかけるように声をかけた。

 「今、お仕事中なのよ。もう少し待っていてね。それまでお膝に乗っていなさい」

 するとベティは三矢さんの目をじっと見つめた後「分かった」というようにかすかにうなずき、静かに三矢さんの膝の上に乗って顔を埋めた。

 「今まで多忙な生活をしてきましたが、今はこの子と一緒に、少しのんびり過ごそうかなと思っています。それが私の健康を気遣う母からのメッセージかもしれません」

 母親の愛が三矢さんとベティを包んでいるようだ。

 (文・宮西ナオ子、写真・五十嵐文人)

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