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“上原潤之助さんにいつも寄り添うロロ。「ロロは名古屋生まれ。毛が柔らかいので若く見られます」=東京都内で
“上原潤之助さんにいつも寄り添うロロ。「ロロは名古屋生まれ。毛が柔らかいので若く見られます」=東京都内で
プロフィール

 うえはら・じゅんのすけ 東京都出身。6歳より三味線を習う。民謡をベースに、太棹(ふとざお)・中棹・細棹、三線(さんしん)とさまざまな三味線を弾き、ポップス、クラシックなど幅広い分野で演奏。テレビ・ラジオ出演も。洗足学園音楽大と、お茶の水女子大付属中学校の講師も務める。

上原潤之助さんとロロ ★ミニチュアダックスフント (メス 17歳)

手術乗り越えて
毎日ありがとう

 「マルチ三味線プレーヤー」として、幅広いジャンルで活動する上原潤之助さん。実家に伺うと、最初に玄関で出迎えてくれたのが、秋田犬のモモ。驚くほど大きいが、とても穏やかな性格だ。

 次に出てきたのは、パピヨンのぱぴ。若くて元気に走り回っている。

 「この2匹は実家の犬です。僕の犬はミニチュアダックスフントのロロです」

 上原さんが呼ぶと、クリーム色の優しい容姿をしたロロが、静かに歩いてきた。

 「もう17歳で、耳もよく聞こえません。普段は僕の家で暮らしていますが、仕事で泊まりのときなど、実家で面倒をみてもらっています」

 上原さんの実家は数匹の犬と暮らす犬好き一家。初めて自分で飼ったのがロロだという。

 「ソロ演奏家となり数年後、公演で初めて大きなギャラをいただいたんです。そこで、ペット店で犬を買おうと。そのころ家には1匹しかいなくて寂しかったので・・・」

 当時、黒のラブラドルレトリバーが大人気で、上原さんもそれを買おうとした。ところが母が大反対。「大型犬がいかに大変か分かってない。自分でちゃんと世話できる犬にして」

 そこで選んだのが、ロロ。「自分が和の環境にいるので、洋風な名前がいいなと思いました」

 ロロはどの犬とも仲良く付き合う落ち着いた性格だが、実はマイペース。

 「遊びでも何でも、好きなことはとことん、嫌なことは決してやらない。人間でいえば血液型B型。うちの家族もみなB型で、ロロと気が合うんです」

 その後、上原さんは一人暮らしを始め、ロロは良きパートナーとなった。

 異変は3年前。おなかの腫れに気づき、動物病院へ連れていくと子宮蓄膿(ちくのう)症と分かり、手術を受けた。「先生に、高齢なので元気になれないかも・・・と言われ、つきっきりで看病しました。1カ月ほどして、ずっとケージの中で寝ていたロロがふっと立ち上がり、ワンワン!と鳴いたんです。もう大丈夫だよ!と」

 今は何よりロロとの時間を大切にしている上原さん。毎日、近くの川沿いの緑道をロロと散歩し、ベンチに座ってのんびり過ごす。少しでも自然に触れ、五感を豊かにすることが、ロロの長生きにつながるかもしれない。

 「夜中に時々不安になるのか、僕の顔をなめて起こすんです。いとしいですね。ロロはうちの歴代の犬で一番長生きしています。毎日、ありがとうと言っています」

  (文・宮晶子、写真・高嶋ちぐさ)