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“小池郁江さん(右)、森山涼介さん夫妻と、愛猫のファミ(右)とカル=東京都内で
“小池郁江さん(右)、森山涼介さん夫妻と、愛猫のファミ(右)とカル=東京都内で

プロフィール

 こいけ・いくえ、もりやま・りょうすけ 共に東京芸術大大学院修士課程修了、東京都交響楽団に所属。小池さんは岡山県出身のフルート奏者。同大のアカンサス音楽賞など受賞。鹿児島・霧島国際音楽祭など音楽祭に出演。森山さんは愛知県出身のチェリスト。チェロ四重奏団「Quartetクァルテット Explloceエクスプローチェ」メンバー。

小池郁江さん、森山涼介さん夫妻と愛猫2匹 ★カル(ミックス メス 8歳)、ファミ((ロシアンブルー メス 7歳)

音楽家の2人と
幸せな「四重奏」

 フルート奏者の小池郁江さんとチェロ奏者の森山涼介さん夫妻は、2匹の猫「カル」「ファミ」と暮らしている。

 キジトラ模様で細身のカルはちょっと臆病だが、森山さんが肩にのせると安心する様子。森山さんが大好きらしい。一方、ロシアンブルーのファミは、小池さんの膝の上に陣取る。こちらは小池さんにべったりだ。

 どちらも小池さんが結婚前から飼っていた猫。

 「子ども時代はまったくペットに縁がなかったんです。でも猫好きの友人と知り合い、猫ってこんなにかわいいんだ!って。その魅力を知ってしまいました」

 機会があれば飼いたいと思うように。やがて、東京芸術大の先輩のフルート奏者、高木綾子さんから、「芸大の前で子猫を保護したので、飼ってくれない?」と頼まれた。

 大学は広大な東京都台東区の都立上野公園に隣接し、周囲には飼い主のいない猫や、地域の人たちが共同管理する地域猫が多かった。高木さんは以前から子猫を保護していたのだ。

 小池さんが会いにいった子猫はとても小さく、やせていたが、すぐに引き取った。名前は母の知人の音楽家カルロスさんの名をもらったが、後にメスだと分かり「カル」に改名。

 「カルは元気に成長しました。いろいろなしぐさが見ているだけで楽しくて、友達猫をもう1匹飼おうと思いました。そしてペット店で見つけたのが、ファミです」

 ファミリアという子ども服メーカーの小熊のキャラクターにそっくりだったという。

 ファミはプライドが高く、キャットタワーの一番上がお気に入り。カルは場所を気にすることもなく、2匹は平和に暮らしてきた。だが3年前、森山さんとの結婚で新居に移るときは悩んだ。

 「ファミはともかく、カルはすごい人見知りで、特に男性が苦手。夫と暮らせるか心配でした。そこで夫に猫たちの食事係を担当してもらったら、大成功。今では彼の膝の上がカルの定位置となり、帰宅すれば大喜びで玄関に跳んでいきます。私も一度くらい、そんな出迎えをしてほしいです」

 音楽家の家に暮らす2匹だが、音楽にはあまり関心がないそう。でも演奏会で家を空けることの多い小池さんの留守を守ってくれる。家族の一員という自覚は意外に?しっかり持っているらしい。

 「私たちが食卓で話をしていると、カルが隣に座り、ふむふむと分かったような顔をで聞いています。その様子がほんとにかわいいですね」

 夫妻と2匹の“カルテット”は、今日も楽しいメロディーを奏でている。(文・宮晶子、写真・稲岡悟)