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「この子たちがいるから頑張れます」と愛犬レディ(右)とプリンを抱き締める松原のぶえさん=東京都千代田区で
「この子たちがいるから頑張れます」と愛犬レディ(右)とプリンを抱き締める松原のぶえさん=東京都千代田区で
プロフィール

 まつばら・のぶえ 1961年生まれ。大分県出身。79年に「おんなの出船」でデビュー。90年日本レコード大賞最優秀歌唱賞など受賞多数。映画出演、著述だけでなく、大分県中津市観光大使、岐阜県白川村観光ふるさと大使としても活躍。

松原のぶえさんとレディ、プリン ★トイプードル(いずれもメス 8歳、6歳)

2匹は私の宝物
幸せ感じる家路

 おそろいのかわいいドレスを身にまとい、歌手の松原のぶえさんにしがみついているのは、トイプードルのレディとプリン。レディは少し慣れると周囲を散策し始めたが、プリンの方は「手乗り犬」のように、松原さんの腕の上にいる。

 「この子たちの前にはシーズー、パピヨン、チワワ、ラブラドルレトリバーを飼っていたんですよ」

 特に盲導犬として訓練されたことのある、ラブラドルのオリーブにちなんだ松原さんの曲「オリーブの詩(うた)」は、盲導犬チャリティーソングとして注目を集めた。しかし松原さん自身が弟から腎臓の提供を受けて手術し、闘病生活をしていた2009年前後に、愛犬たちは相次いで亡くなった。

 「同じころ、友人宅で生まれた子がレディ。1匹だけでは寂しいかなと思っていた時、違う友人宅で生まれたプリンをいただきました」

 長女のレディが温和でしっかりしているのとは対照的に、次女のプリンは甘えん坊で自己主張をする子だという。「それぞれ個性的でかわいいですね」と目を細める。

 松原さんが話している間も、腕にいるプリンは気の毒なくらい震えている。

 「寒いのではなく、初めての場所や人が怖いみたい。でも2匹とも、お散歩は大好き。『さ』というだけで、玄関に突進し、自分のリードをくわえて跳びはねます。散歩中、草むらでノミやダニがつかないように洋服を着ていきますから、洋服も大好き。ねえ、楽しいよね。レイちゃん、プーちゃん」

 わが子にするように、2匹に語りかける。

 「仕事柄、留守番をさせることも多いのですが、私が帰宅すると、この子たちは玄関まで走ってきます。2匹を両手で抱きかかえ、リビングに連れて行き、ソファに座って一緒にくつろぎます。2匹の興奮が冷めたころ、『ママ、お着替えしてくるから待っていてね』と言って、やっと離れることができるのです(笑)」

 「ママ命」の2匹は、家の中で常に一緒。松原さんを中心に川の字になって眠る。

 「プリンの方が焼きもち焼き。いつも自分の寝る場所にレディがいようものなら、がうがうと怒る(笑)」

 昨年10月にリリースしたCD「能登みれん」に収録されている『窓灯(あか)り』は、松原さんが作詞。「愛する人が待つ 家路を急ぐ」という歌詞には、レディとプリンのいるスイートホームのともしびがほのぼのと感じられる。

 「散歩をして帰ってくる時に感じる幸せな気持ちを表現しました。何物にも代えがたい私の宝物。この子たちがいるから頑張れます!」

(文・宮西ナオ子、写真・圷真一)