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愛犬ハナに「愛してま~す!」と声を掛ける棚橋弘至さん=東京都内で
愛犬ハナに「愛してま~す!」と声を掛ける棚橋弘至さん=東京都内で
プロフィール

 たなはし・ひろし 1976年生まれ。岐阜県出身。立命館大を卒業後、新日本プロレスリング(新日)に入り、中心選手となり活躍中。著書に「棚橋弘至はなぜ新日本プロレスを変えることができたのか」など。各地の試合情報は、新日のホームページ(名称で検索)から。

棚橋弘至さんとハナ(メス 5歳)

遊ぶときも全力
闘う男は散歩係

 試合に勝ったときの「愛してま~す!」の決めぜりふでファンを沸かせるプロレスラー棚橋弘至さん。最近は女性からの人気も急上昇。その理由を本人は「たくましさの中にも、小型犬のようなかわいさがあるからでしょうか?」。

 というのも棚橋さんの愛犬は、トイプードルの「ハナ」。筋肉質の棚橋さんが抱っこすると、2キロのハナがとても小さく見えるが、なぜか「ふたり」の雰囲気はぴったりなのだ。

 小柄なハナだが、実はアスリートタイプ。ボールを投げると、ものすごいスピードで追いかけていく。 

 「遊び始めるとエンドレス。僕と同じで、いくら動いても疲れることを知らないんです」と、体質も飼い主ゆずりのようだ。

 棚橋家の愛犬は、ハナが3匹目。1匹目は、妻が結婚前から飼っていたポメラニアンのミックス「モモ」。モモの友達にと飼ったのが2匹目、マルチーズの「ピーチ」。モモが19歳で大往生した後、ハナを迎えたのだ。

 「ハナは、僕の実家の近く、岐阜県のペット店に家族で行って選びました。ピーチの友達になればいいなと思いましたが、おとなしい性格のピーチに対し、ハナは元気すぎて、遊び友達という感じにはなりませんでした。でも寝る時は仲良く一緒でしたね」

 ピーチはもともと心臓が弱く、昨年秋に死んでしまった。モモが眠る岐阜県の寺に埋葬した。

 1匹になったハナだが、社交的で存在感たっぷり。

 「わが家は奥さんだけが上位にいて、子ども、犬、僕は同ランクなんです。奥さんがハナのしつけをし、僕は散歩係を命じられています。試合でけがをしたときでも必ず行けと。もちろん僕も連れていってやりたいですしね」

 ハナも、棚橋さんをいつも癒やしてくれる。

 「試合などで全国を回っているので、帰宅は午前2時、3時になることも多い。それでも、ハナだけは必ず起きて出迎えてくれます。本当にうれしいですね」

 二児の父でもある棚橋さんは、子どもの学校で保護者による絵本の読み聞かせを定期的に行っている。先日に読んだ「ある犬のおはなし」が、心に響いた。飼い主に見捨てられた犬が、自治体の施設で処分されてしまうストーリー。棚橋さんも読みながら涙が込み上げてきたという。

 「今度犬を飼うときは、そういう保護犬を引き取って、最期をみとってやりたいと家でも話しています」

 闘うパパは、命の大切さを知っている。

(文・宮晶子、写真・圷真一)