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相思相愛の愛猫ライラに寄り添う佐藤杏里さん=東京都内で
相思相愛の愛猫ライラに寄り添う佐藤杏里さん=東京都内で

プロフィール

 さとう あんり ユニット「アンコニュ」で福田舞さんと共に歌手デビュー、その後、解散。現在は、ボイストレーナー、ヨガインストラクターとして活躍。現在、会員制サイトで、職人技を持つ縫製者に手作り品、服や小物のお直しなどを1点から外注できる「nutte(ヌッテ)」の広報として活動中。

佐藤杏里さんとライラ トンキニーズ (メス 7歳)

再起支えた天使
愛情を一人占め

 ヨガインストラクターとして活躍中の佐藤杏里さんが、トンキニーズという種類の猫に出会ったのは7年前。

 「シャムとバーミーズを掛け合わせて誕生した猫種で、ペットショップで抱かせてもらったら、頭のてっぺんまで登ってきた。これでは連れて帰るしかないでしょ(笑)」

 佐藤さんは20歳で歌手デビュー後、23歳で一時引退。当時は出身地の大阪に戻っていた。ライラもこの時に求めた猫で、佐藤さんは大阪弁で話しかける。4年前、佐藤さんは東京で仕事をやり直そうと固く決心し、ライラと共に上京した。

 「現役時代からは時間も経過していましたし、何から何まで再出発。当初は生活していくために毎日朝から晩まで、さまざまな仕事を掛け持ちして。しんどすぎて生きていけないと思ったこともありましたが、ライラがいるからこそ、乗り越えられました」

 ライラとの生活が当時、唯一の願いであり、希望であり、楽しみだったという。「仕事の帰り、くたくたに疲れているのに会いたくてたまらず、走って帰ってきたことも数え切れないほど・・・」

 共に苦しい時を乗り越えてきた。ライラは「糟糠(そうこう)の妻ならぬ猫」。現在では、仕事も順調に回っている。しかし今度は多忙になりすぎて、ライラといられる時間が少なくなってきたのが悩みの種になりつつある。「ライラという名前はユダヤ教やキリスト教に伝わる天使の名前。なのに、うちのライラは同じ天使でも、独占欲の強い性格なのがうれしくもあり、困るところ」

 ライラは佐藤さんのことが好きでたまらない。インタビュー中も決して目をそらさず、穴のあくほどの見入り方。瞳からは愛たっぷりのビームが放たれている。

 「彼女には私の話していることが分かるみたい」と佐藤さん。確かに、話の内容がライラ以外のことになると、大きな声で鳴いたり、佐藤さんの所にすり寄ってきて甘えたりする。明らかに、「私のことを見て! 私のことを話して!」と言っているような振る舞いだ。

 「ライラは頭が良いので、トイレなども失敗しません。でも独占欲ゆえに、わざと粗相も。私が旅行などで留守にすると、怒って嫌がらせをすることもあります。先日、旅行から帰ったらライラが内鍵を閉めてしまって、家の中に入れなかった!(笑)」

 佐藤さんに対する激しい愛情。そしてライラを丸ごと受け止める佐藤さん。「邪魔者は早く去って」というライラのアピールで、取材を切り上げることにした。

(文・宮西ナオ子、写真・石井裕之)