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女の子のような優雅さを漂わせるイシワタさんの愛猫みーちゃん=東京都内で
女の子のような優雅さを漂わせるイシワタさんの愛猫みーちゃん=東京都内で

プロフィール

 いしわた・けいた 千葉県木更津市出身。地元のコミュニティーFM放送局「かずさFM」(インターネットのサイマルラジオで聴取可)で毎月第1日曜、番組のパーソナリティーを務めている。2015年9月にCD「ヒーロー」を発売、全国ツアー中。詳細はオフィシャルサイト(名前で検索)から。

イシワタケイタさんとみーちゃん 猫(オス 18歳)

やんちゃが一変
すっかり貴公子

 シンガー・ソングライターのイシワタケイタさんの愛猫は、雪のように真っ白。白雪姫のような優雅さを漂わせるみーちゃん。写真撮影の時、恥じらうようにレンズに納まる姿は奥ゆかしくも感じられ、てっきり女の子かと思いきや・・・。

 「男の子ですよ。18年前、僕が高校2年の時に、父親が捨てられていたのを拾ってきました。手のひらに乗るくらい小さかったのに、幼少期は凶暴で大変だった(笑)」

 現在は室内飼いだが、当時は家の外にも自由に行き来できたので、外出しては近所の猫を追い回し生傷が絶えない日々。見掛けによらず荒くれ者だったらしい。

 「家の中も引っかき傷だらけ。犬まで追い回していましたよ。人間に対しても容赦ない。僕もかまれたり、引っかかれたりして流血と傷・・・」

 そう言いながら見せてくれた腕の傷は20センチ弱の長さで、今もなお、うっすらと痛々しく残っている。

 「近所からも苦情が絶えず、獣医師に相談したら去勢を勧められました」

 すでに3歳になっていたが去勢後、動物病院から戻ると、あら不思議、今までのやんちゃボーイが一変して貴公子に大変身。

 「びっくりしました。まるで『猫が変わった』よう。以後、顔つきや体つきも変わっていきました。年齢とともにさらに穏やかになり、今では両親と静かにまったり、毎日うとうとと幸せそうに眠って暮らしています」

 結婚し、独立したイシワタさんが実家に戻ると、必ず玄関に出迎えて、待っているみーちゃん。まるで犬のようだ。かといって喜ぶわけではなく、一瞥(いちべつ)するとどこかに消え去ってしまう。

 「親に聞くと、みーちゃんは2階の窓から僕が家に到着するのを見て、玄関に来て待っているようですが、何の感情表現もしません。たまにみーちゃんが出てこないと思っていると、母親と暗い部屋で、こそこそと話をしていたりします(笑)」

 家族一同、みーちゃんが大好き。現在、イシワタさんが全国ツアーで歌っている「ねこのうた」も、みーちゃんと向かい合っている時に突然、湧いてきた歌詞とメロディーだ。

 「みーちゃんの気持ちを歌ったものですが、まるで女性の気持ちのようだといわれ、『彼女のことを歌ったんでしょ?』と聞かれたりします」

 心に響き渡るような力強さと優しさを持つ歌声で、ファンから「愛を歌う男」と呼ばれるイシワタさん。「彼女」と言われてもまんざらではなさそうなみーちゃんは、イシワタさんの話に耳をぴくぴく反応させながら、気持ちよさそうに眠っていた。

(文・宮西ナオ子、写真・圷真一)