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元気だが、外ではおとなしい愛犬グー。「オン・オフの切り替えが上手です」と梶原順さん=横浜市で
元気だが、外ではおとなしい愛犬グー。「オン・オフの切り替えが上手です」と梶原順さん=横浜市で
プロフィール

 かじわら・じゅん 1961年生まれ。ジャズギタリストとして渡辺貞夫さんら多くのユニット等に参加。作・編曲家としても活躍。3月は東京、名古屋などでライブ。ギタリスト小田原政広さんとのデュオ「君と僕」でアルバムを発売予定。詳細は梶原さんらの ネットショップ で。

梶原順さんとグー ミニチュアプードル(オス 1歳10カ月)

明るくて人好き
新幹線も一緒に

 日本の第一線で活躍するギタリスト梶原順さんは、昔から大の犬好き。現在の愛犬はミニチュアプードルの「グー」。犬仲間の紹介で引き取ったという。そのいきさつとは?

 「一昨年、近隣の町に住む女性が、愛犬を亡くして落ち込んでいる母を元気づけようと、かわいいプードルの子犬をプレゼントしたそうです。でもお母さんはどうしても新しい犬を飼う気になれなかった。そこで、誰かいい人にかわいがってもらえないかと、引き取り手を探していたんです」

 早速会いに行くと、子犬は人間の事情など全く感じさせず、明るくて人好きな様子だった。梶原さんはすぐ「うちに来なさい」と言い、抱っこして連れ帰った。

 「この子とはうまくやっていけそうだと思いました」

 予期せぬ出会いだったが、タイミングがよかった。前の犬たちを亡くして数年がたち、再び犬を飼おうかと思い始めたところだったのだ。

 「前の犬はこだわり抜いて選んだので、僕にとって理想の犬生活を送ることができました。今度は偶然の出会いを受け入れてみようと思ったんです」

 前の犬は「ウッディ」という名のゴールデンレトリバー。おっとりした性格で、何でも飼い主に合わせてくれた。後にメスの「イリマ」も迎え、2匹は地方のライブに行く時もキャンピングカーで一緒。ペットというより家族そのものだった。

 躾(しつけ)にもこだわり犬笛も教えた。「散歩中に雷が鳴ってウッディが逃げ出した時も、犬笛で呼び戻すことができました」

 犬たちをテーマにした曲もたくさんつくった。特にウッディが見る夢を描いた「Woodie’s Nap」は人気の曲となった。

 数年のブランクを経て迎えたグーは、命のパワーにあふれていた。かつての犬たちの居場所に新しいハウスをつくった。名前は、躾の褒め言葉グッドから。

 「グーはとても明るい性格ですが、ギブ・アンド・テークにすごくこだわるんです。ただでは決して言うことを聞かない。逆に、ほんのちょっとでも、それこそゴマ一粒くらいのおやつでも見せれば、何だってやろうとします。こういう子は犬笛も覚えやすいと思うので、そのうち教えるつもりです」

 グーの言い分も聞きながら、持ちつ持たれつ、でやっていきたいという梶原さん。前の犬とは違う新鮮な関係が始まったようだ。

 名古屋など各地でライブがあるときは、グーと一緒に新幹線に乗る。近いうちにグーの曲もできるかもしれない。

(文・宮晶子、写真・木口慎子)