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雰囲気もよく似た愛原さんとリリー。「リリーの服は祖母の手編みです」=東京都内で
雰囲気もよく似た愛原さんとリリー。「リリーの服は祖母の手編みです」=東京都内で
プロフィール

 あいはら・みか 1985年生まれ。東京都出身。劇作家で演出家、作家の故つかこうへいさんの長女。宝塚歌劇団で雪組娘役トップに。2010年退団後、舞台、テレビドラマなどで活躍。12月に東京で、来年1月に愛知県で舞台「熱海殺人事件」に出演。

愛原実花さんとリリー チワワ(メス 4歳)

闘病乗り越えて
「女4人」絆強く

 宝塚歌劇団を経て、舞台やドラマで活躍する愛原実花さん。愛犬は、飼い主に似てスリム体形の「リリー」。きゃしゃな足でも休むことなく、みんなの周りを走り回っている。

 「今はこんなに元気ですが、夏の間はずっと具合が悪かったんです。最近やっと回復してきたので、家族みんなで喜んでいます」

 7月に手術をした後、体調を崩して入院したというリリー。心配して見守ってきたせいか、愛原さんのリリーを見る目は、まな娘を気遣う母親のよう。

 「うちには昔から犬が何匹もいましたが、リリーは見ているだけでいとおしく、泣けてくるんです。こんな存在は初めてですね」

 愛原さんの父で劇作家のつかこうへいさんも犬好きで、生前もチワワやヨークシャーテリアを飼ってきた。

 「父はよく『犬はいいぞー。裏切らないから』と言っていました。私が宝塚の退団公演中に父が亡くなり、1年ほどしてから、母や祖母と、また犬を飼おうということになったんです」

 インターネットで良い子犬が大阪にいるのを見つけ、母、祖母の3人で会いに行った。母が近づくと、すぐおなかを出してごろん。その性格の良さに即決した。

 「甘えん坊ですが、家族が落ち込んでいると、心配してそばに来てくれます。外でもみんなにかわいがられています。『リリーちゃんはいい子ね』と褒められると、『ですよね!』とつい同意しちゃう。謙遜できないんです!」

 リリーの子犬を産ませたいとお婿さん探しをしたが、適当な相手が見つからない。4歳になったころ、子宮に膿(うみ)がたまる病気になり、摘出手術をすることに。

 「もともと食が細く、体も弱かったんですね。術後に腎臓や肝臓の機能が低下してしまい、退院後も毎日点滴に通ったりして、本当に私たちを心配させました。やっと投薬だけで済むようになったところです」

 来月の舞台で、つかさんの作品に初挑戦する愛原さんは、稽古で忙しい日々を送るが、母と祖母がリリーを見てくれているので安心だ。特に祖母は毎晩リリーと一緒に寝るほどのかわいがりよう。手編みで作ったリリーの服も数え切れないとか。

 「母、祖母と3人一緒に帰宅したときなど、リリーが誰の所に1番に走ってくるかなと楽しみです。リリーはその日の気分で1番を決めるんです。きっと家族みんなを同じくらい好きなんですね」

 リリーを中心にした、“女4人家族”の絆は、とても強そうだ。

(文・宮晶子、写真・稲岡悟)