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リッカを抱きながらココロ(左)をヘアゴムで誘う川上麻衣子さん。アクア(中)はお気に入りの寝床に鎮座=東京都内で
リッカを抱きながらココロ(左)をヘアゴムで誘う川上麻衣子さん。アクア(中)はお気に入りの寝床に鎮座=東京都内で
プロフィール

 かわかみ・まいこ ストックホルム生まれ。14歳でデビュー。2005年からガラスデザイナーとして作品を発表。20日~12月3日まで、第6回川上麻衣子ガラスデザイン展をギャラリーMITATE(東京都港区)で開く。

川上麻衣子さんと愛猫3匹 オス リッカ(18歳)アクア(16歳)、メス ココロ(7カ月)

30年間 そばには
いつも猫がいて

 30年ほど前、ミリオンというオスのヒマラヤンから始まった猫との共同生活。女優の川上麻衣子さんは、自称「猫にやられた女」だという。

 「18歳の時に迎え、7年間、ミリオンとは水入らずで暮らしたので、格別に思い入れが深い子です」

 その後、迎えたのが同じヒマラヤンのメスのローサ。さらに養親を提案されロシアンブルーとアメリカンショートヘアのミックス、リッカを病院から引き取った。ハンサムなリッカも今では既に18歳。川上家の長老となっている。

 2000年にミリオンが16歳で亡くなって、1年後にスコティッシュフォールドのアクアを迎えた。ミリオンの生まれ変わりのようだった。そのアクアも今では既に16歳。途中、ローサはがんで12歳にして亡くなった。

 「リッカとアクアの時代には、かつての恋人が連れてきたグリという猫との忘れられない生活もありました」

 彼女とともに紡いできた珠玉の日々は、エッセー集『彼の彼女と私の538日』として、今年4月に出版された。

 グリ亡き後、しばらくは2匹体制だったが、6月ごろ、ミックスのココロを迎え、3匹体制に戻った。ココロは人懐こく、性格が良く、若いだけに活発で、よく動き回る。

 「久しぶりに若い女子が来たので、おじいちゃん猫たちが若返ったよう(笑)。今までまったりしていた2匹に活気がよみがえりました。とはいえ、リッカには持病があり、さまざまな症状を出していて、一時は危ないときも・・・」

 9月の舞台出演では21日間、大阪に滞在した。その時はリッカが心配で、新幹線で大阪に連れて行った。

 「舞台中に亡くなってしまうかもしれないという覚悟の上で連れて行ったのですが、1匹体制で接したからか、むしろ元気になり、おかげさまで持ち直しました」

 危険な状態があったとは思えないほど毛艶がいい。リッカは、実は川上さんの理想の男性像でもあるという。

 「たくましく、ヤンチャだけれど、頼りになっていい男。一方、アクアは和みキャラの癒やし系。ココロは久しぶりの女の子なので、女子独特のかわいさを感じています」

 30年間にわたって川上さんが猫から学んだことは、命の尊さと死生観だという。

 「猫は自分の死期を決め、覚悟して、死と対峙(たいじ)します。みとるのはつらいですが、その潔さには圧倒されます。『ありがとう』といった瞬間に亡くなる・・・。そんな猫の尊厳をみとることができる幸せすら感じます」

 今月20日からは、第6回のガラスデザイン展を開催し、小物を含め100点ほどの作品を展示する。川上さんが展開する繊細なアートにも、さまざまな猫たちから受けた影響や英知があふれているに違いない。

(文・宮西ナオ子、写真・木口慎子)