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ゲレン大嶋さんと愛猫の「たぬ」(上)と「ギャング」。傍らの三線には「意外に無関心なんです」=神奈川県横浜市内で
ゲレン大嶋さんと愛猫の「たぬ」(上)と「ギャング」。傍らの三線には「意外に無関心なんです」=神奈川県横浜市内で
プロフィール

 げれん・おおしま 1966年生まれ。東京都出身。音楽グループ「TINGARA(てぃんがーら)」を経て、三線奏者、作曲などで活動。インターネットラジオ「OTTAVA(オッターヴァ)」やFMでDJも。ニューアルバム「coco←musikaIII」を発売。詳細は同ユニットのホームページで。

ゲレン大嶋さんとギャング、たぬ 猫(オスとメス 推定12歳)

庭の「珍客」2匹
すっかり住人に

 沖縄を代表する弦楽器、三線(さんしん)奏者として音楽活動をするゲレン大嶋さん。自宅を訪ねると、キジトラ模様の愛猫2匹が玄関で出迎えてくれた。オスの「ギャング」とメスの「たぬ」で、見た目もそっくりだ。

 「子猫の時を知らないんですが、2匹はきょうだいだと思います。いつも一緒に遊んだり眠ったり、たまに、けんかしてもすぐ仲直り。見ていて楽しいですね」

 出会いは、現在の家に越してきて数年たったころ。

 「この2匹がいつも一緒に庭に来るようになったので、ごはんをあげたりしていたんです。そのうちオスの方が家の中へ、ずかずか入ってくるようになり、妻が『まるでギャングだね』と」

 それが名の由来。たぬの方も「タヌキそっくりだったから」とか。

 人懐こいので捨て猫かもしれない、飼ってやろうかな、と思い始めた直後、ギャングが他の猫とのけんかで大けがをし、近くの動物病院へ運んだ。お尻をかまれていたので、相手に背を向けて逃げようとしたらしい。ギャングは実は臆病だったことが判明した。

 「これは室内猫にした方がいいなと。借家でペット禁止でしたが、大家さんに、この2匹だけと頼み、OKをもらいました」

 ギャングは犬のように素直な性格。たぬは気まぐれだがドアノブを回して戸を開けたりと、なかなか器用。2匹ともおしゃべりで、ゲレンさんに「ニャーニャー」話し掛ける。「猫を飼うのは初めてだったんですが、心が通じ合える相手だと分かりました」

 2匹の影響もあるのか、ゲレンさんのつくる三線の音楽は、洗練されたなかにも素朴な温かさがあり、日だまりでくつろぐ猫を連想させる。中でもファンに人気の曲が「Kacharseeing Cats(カチャーシーを踊る猫)」。沖縄の手踊りを演じる猫をイメージした。ギタリストの梶原順さんとのユニット「coco (ココ)←musika  (ムジカ)」で発表した曲で、南国風の楽しげなメロディーだ。

 「ライブでも人気の曲ですし、僕の担当するラジオ番組にもリクエストが多いんです。猫好きの人が多いんだなあと思います」

 ギャングとたぬも日々、飼い主の心地よい音楽を楽しんでいるのかと思いきや。

 「僕が楽器を弾いても、まるで無関心です。でもこの前、マイルス・デイビス(ジャズトランペット奏者)のCDをかけたら、ギャングがはっとしたようにスピーカーの前に行き、ずっと聞き耳をたてていたんです」

 ギャングはジャズ派だったのかも?

(文・宮晶子、写真・高嶋ちぐさ)