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ペギー葉山さんと2匹のアビシニアン。抱いているのがジョージ、上が母親のエメラ=東京都内で
ペギー葉山さんと2匹のアビシニアン。抱いているのがジョージ、上が母親のエメラ=東京都内で
プロフィール

 ぺぎー・はやま 1933年生まれ。東京都出身。社団法人日本歌手協会名誉会長。52年にキングレコードよりレコードデビュー。54年から12年間連続でNHK紅白歌合戦に出場。テレビ、映画などで活躍。

ペギー葉山さんとエメラ母子 アビシニアン(メス 2歳、オスとメスともに9カ月)

軽やか妖精の舞
外出前に姿確認

 戦後日本のポピュラー音楽史における第一人者で、デビュー63年を迎える歌手のペギー葉山さん。お宅を訪ねると、軽やかに、美しく出迎えてくれたのが、アビシニアンの母猫エメラとその子どもたち、マリアとジョージだ。エメラの毛色はルディ、女の子のマリアはレッド、男の子ジョージはブルー。3匹が家の中を移動する姿は、あたかも妖精が舞うようにしなやかだ。

 「主人(俳優の故根上淳さん)は猫好きだったもので、東京キャットクラブの会長をしていたこともありました。私がお嫁にきたときは、7匹のシャム猫を飼っていて、次から次に出てくるのでびっくり(笑)。でもシャムは声が大きくて、近所の人からライオンを飼っているのと聞かれて・・・」とペギーさん。悩みを抱えていたときに、同じ猫でもアビシニアンは静かで、声がきれいと聞いた。

 「初代の、レジーナの産んだ子が、ダイヤ、モンド、カラットの3姉妹と男の子2匹。カラットだけが長く家にいましたが、一昨年に亡くなり、とても悲しかったのでエメラを求めました。目がエメラルドのようでべっぴんさん。それに賢い。昨年、12月に産んだ子たちがマリアとジョージ」

 まだおなかがあまり大きくなっていなかったのに、ある朝、様子を見に行ったら生まれていたので驚いた。

 「最初は2匹かなと思っていたのに、よく見たら3匹。最後に生まれてきたマリアは、ネズミのように小さくて、たったの70グラムでした」

 子猫はクリスマスにちなんで命名。友人の家にもらわれたのはクリス。誕生時は衰弱し、母猫の乳も吸えなかったマリアも、スポイトでミルクを飲ませているうちに健やかに成長した。ジョージは、好きな俳優のジョージ・クルーニーさんから。男前で歌舞伎役者さながらの隈(くま)取りがあるイケメンだ。

 「今もかわいいですが、赤ちゃんの時、毛糸玉のようにふわふわのきょうだいが、お互いをなめ合っている姿といったら! 癒やされましたね。気持ちが優しくなります。まさに世界平和です!」

 とはいえこの3匹は、まだ若いこともあり、アビシニアン独特の機敏性もある。

 「外出前は3匹の点呼をとってから出かけます。エメラは孤独になりたい子で、出てこないこともあるのですが、衣装のクロゼットに入ってしまうと大変なので、姿を確認するまでは外出できません。時には、一日中、猫の名前を呼んでいることも(笑)」

 戦後70周年、この夏には「ポピュラー30年史」(復刻版初CD化)をリリースした。人々に希望と喜びを与える歌声は、歴代の猫ちゃんたちからのエールも大いに貢献しているのかもしれない。

 (文・宮西ナオ子、写真・高嶋ちぐさ)