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HARUKAさんの楽器とともに、おすましのルル(左)とナゲット=東京都内でで
HARUKAさんの楽器とともに、おすましのルル(左)とナゲット=東京都内で
プロフィール

 はるか 本名・平晴香。東京都出身。桐朋学園大声楽専攻卒。大学時代にハープも始める。海外での演奏活動後、ハープ弾き語り奏者に。クラシックやオペラ、日本歌曲など幅広いジャンルで活躍。CDに「月に寄せる歌」「命の音~戦後70年 平和を願う歌」など。

HARUKAさんと愛猫たち

個性的な12匹と
海風感じ暮らす

 ハープの弾き語りという独特のスタイルで演奏活動をするHARUKAさん。12匹の猫と暮らしている。

 「私も両親も猫好きで、こんなに増えてしまいました。父は数年前に亡くなり、母も療養施設にいるので、今は猫たちが私の家族であり、子どもたちですね」

 一人で猫の世話をするのは食事だけでも1時間はかかるそうだが、苦にする様子は全くない。むしろそれがリラックスできる幸せな時間のようだ。

 初めて猫を飼ったのは、まだ幼いころ。近所から1匹譲り受けたのが始まりだった。その後、迷い猫や捨て猫を飼い、それらが子猫を産んだりして増えてきたという。

 「たくさんいると、年長の猫が若い猫の面倒を見てくれるので助かるんですよ。昔はゴッドマザーのようなおばあちゃん猫がいて、若い母猫が育児をサボっていると、子猫の面倒を見なさいとニャオニャオ説教していました。オスはオスで、子猫が家の外に出てしまったりすると、先輩猫たちが連れ戻しに行ったり」

 現在も最高齢の15歳のメスから、今回撮影に協力してくれた若い「ルル」(オス、2歳)、「ナゲット」(オス、1歳)まで世代もいろいろ。ルルとナゲットは家の猫から生まれたせいか人懐こい。

 「この2匹は宅配の人にもあいさつに行くのでかわいがられていますが、それ以外の猫はほとんど人見知りですね」

 1番臆病なのは、“ビビリトリオ”と呼ばれる白い毛のオス3匹。家の中でも常に姿を隠し、飼い主でさえ触ることが難しいとか。

 一方、同じオスでも仕切り役がいて、11歳の「クー」は現在のボス猫。体格も大きく、みんなの行動をリードする頼もしい存在だ。

 そのクーと7歳メスの「キララ」はハープの音色が大好きで、HARUKAさんが練習していると、いつも足元に来て心地よさそうに聴いているという。

 「猫は1匹1匹が自分の世界を持って生きているのが素晴らしい。私は彼らの世界を尊重しつつ、その輪の中に入れてもらっているんです」

 1年前、これまで住んでいた東京都内の実家を音楽サロンとするため、神奈川・三浦半島の家に猫たちと大移動した。

 「猫たちが新居に慣れるかどうか心配でしたが、爽やかな海風が気に入ったようです。毎日地元の新鮮なアジやイワシを軽くゆでて与えるんですが、これがみんな大好き。前より元気になってきてうれしいですね」

 近いうちに、ナゲットと海岸へお散歩デビューする計画だ。

 (文・宮晶子、写真・五十嵐文人)