ペット大好き!情報
秋山準さんに負けないほど立派な体格のカール(左)とポーラ=横浜市内で
秋山準さんに負けないほど立派な体格のカール(左)とポーラ=横浜市内で
プロフィール

 あきやま・じゅん 1969年生まれ。大阪府出身。専修大レスリング部時代にプロレスラーの故ジャイアント馬場さんのスカウトを受けて全日本プロレス入り。看板レスラーとなり、その後「プロレスリング・ノア」を経て全日本プロレスに復帰。一昨年、同団体の運営会社を設立し社長就任。

秋山準さんと愛猫 サイベリアン4匹 ベンガル1匹

格闘家肌のボス
5匹の秩序保つ

 全日本プロレスのトップとして若手レスラーを率いつつ、自らもリングで活躍を続ける秋山準さん。愛猫も秋山さんに負けず劣らず体格のいい猫たちで、練習所のリング上でも堂々としている。

 「僕が普通の猫を抱っこするとネズミみたいに見えちゃう。このサイベリアンなら、ちょうどいいかなって」

 サイベリアンは、先祖がロシア生まれの大柄の猫。8歳の「カール」を筆頭に、7歳「オスカー」、3歳「ポーラ」と「ミィ」の4匹。一番体格のいいポーラは、12キロもあるという。

 加えて15歳になる野性的なベンガル「チコ」もいて、計5匹の存在感ある猫たちと暮らしている。

 猫との付き合いは、結婚を機に始まった。

 「地方巡業で留守が多いので、嫁さんが寂しくないように犬を飼おうとペット店に行きました。すると、僕をじっと見て、ニャーと鳴いてきたペルシャ猫がいて」

 猫好きではなかったのに、この子猫には魅了された。名は「ターキー」。

 「当時、自分はまだ若かったから、試合がうまくいかないと家でイライラしていた。そんな時でもターキーは必ず隣に来て慰めてくれて。猫ってこんなに優しいのかと大好きになりました」

 ターキーの子猫たちや大型犬などを飼ったが、現在は5匹に。サイベリアンは、獣医師に紹介されたブリーダーから迎えるようになった。

 「健康で性格もよく、体に反してカナリアのような小さな鳴き声もかわいい。特にカールはすごく頭が良い。次にオスカーが来て、数年後にポーラを迎えようとした時、その妹にミィというのがいて、とても怖がりなので、きょうだい一緒に飼ってもらえないかと頼まれたんです」

 紅一点となるミィは何とも愛らしい。人間が大好きに育つよう毎晩抱っこして寝ると、ミィは秋山さんに一番懐き、いつもそばにいてくれるようになった。

 「最初のターキーのように僕を癒やしてくれます。どちらも予定外で飼ったのに、不思議な縁を感じますね」

 他のオス猫たちは、8歳のカールがボスとなり、全体の秩序を保っている。

 「若い猫たちがケンカを始めると、決まってカールが仲裁に入る。強いのに決して余計な手は出さない。格闘家としての資質があるね。カールとチコは、18歳の娘が小さい頃から勉強の監視役も務めてくれました。2匹そろって娘の机に座り、宿題するのを見守ってきたんです」

 外で頑張る飼い主の大きな背中を見て、猫たちも家族を守ろうとしているのかもしれない。

  (文・宮晶子、写真・稲岡悟)