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サイズも性格も違う愛犬のプンバ(左)とティモンがかわいくてならない、女優の東てる美さん=東京都内で
サイズも性格も違う愛犬のプンバ(左)とティモンがかわいくてならない、女優の東てる美さん=東京都内で
プロフィール

 あずま・てるみ 東京都出身。1956年生まれ。74年デビュー。テレビ、舞台、映画などで活躍中。5月20~24日、舞台「kiss Me You~がんばったシンブー達へ~」(東京都渋谷区の全労済ホール/スペース・ゼロ)に出演。

東てる美さんとプンバ、ティモン チワックス(ともにオス 7歳)

ワル男とダメ男
愛情注ぎお世話

 5年前、2歳の時に米国のマイアミから海を渡ってきた、チワックスのプンバとティモン。長時間のフライトの末、日本に到着した米国生まれの2匹は、英語とスペイン語に加え日本語も理解する「トリリンガルドッグ」とか。

 「娘が帰国する時に連れてきましたが、今はもっぱら日本語だけ(笑)」

 女優の東てる美さんの膝にぴょんと跳びのったのが、体重10.5キロのティモン。ベージュの短毛が美しい。それを見て「グルウウウ」と低い声で威嚇したのが7.5キロのプンバ。こちらはブラウンだ。同腹の兄弟なのに、体格も毛質も性格もまるで違う。

 「プンバが焼きもちを焼いている。わが家では彼がボスなので、ティモンに下りろと抗議しています」

 ティモンがしぶしぶ従うと、プンバは東さんの膝に突進。うっとりと彼女の顔を見詰めている。ティモンは怒るでもなく床に横になった。

 「プンバは頭が良くて、芸もすぐに覚えますが、悪賢いところもあります。だから『ワル男』。ティモンは、ぼーっとしていて、何を考えているのだか? プンバの命じるままなので『ダメ男』と呼んでいます。それじゃあ、歌ってもらおうかな」

 東さんがおもちゃを鳴らすと、2匹は立ち上がり、音に合わせて遠ぼえをし、絶妙なメロディーを奏でた。さらに東さんが「バキューン」とピストルで撃つまねをすると、ごろりと寝転ぶ芸も披露。見事な才能を発揮する一方で、迷子になって5回も警察の世話になったお騒がせぶり。

 「家に来た当初、きちんと戸締まりをしているにもかかわらず、小さな隙間を見つけてはプンバが外に出てしまう。誘われて一緒に逃亡するティモン。結果、2匹で町をさまよい、保護され、パトカーで護送されて・・・」

 今では厳重な柵を作って外出できないようにしているが、ワル男のプンバがかみ破ろうとするので傷だらけだ。

 「個性的な2匹なので、世話をするのも大変。でもどんなに疲れても散歩は欠かせません。餌も手作り。シャンプーも私がします。ダメ男の方は抜け毛が激しく、掃除に一苦労。『日本で一番雑巾がけをしている女優』を自負できるほど、水仕事をしています」

 毎年、特攻隊の青年と彼らを見守る女性たちをテーマにした青春群像劇に出演する東さん。今回は食堂のおばさん役。2匹と過ごす日常生活の中で培った愛情あふれる姿が、舞台でも存分に発揮されることだろう。(文・宮西ナオ子、写真・平野皓四朗)