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サックス奏者の藤野美由紀さんと愛犬のぴぃ助(右)、桜=東京都内で
サックス奏者の藤野美由紀さんと愛犬のぴぃ助(右)、桜=東京都内で
プロフィール

 ふじの・みゆき 1972年生まれ。大阪府出身。2001年に仲間とともにアルバム「DUNK!」を、今月22日には最新CD「LADY SAX」をリリース。このほかスタジオワーク、音楽関係の本の制作や執筆などを幅広く手掛けている。

藤野美由紀さんとぴぃ助、桜 マメシバ(オス 7歳、メス 4歳)

幸運とひらめき
呼び込んだ2匹

 サックス奏者、藤野美由紀さんにとって、愛犬ぴぃ助と桜は、運気を上げてくれた存在。

 7年前に迎えたぴぃ助が、藤野さんに最初の幸せの風を運んできた。「インターネットで検索した雰囲気のよい犬舎に行きました。そこで、まだ目も開いていない、生後間もないこの子に出会い、魅了されたんです。しかも私と同じ誕生日。最初は見学だけのつもりだったんですけど、これって、まさに、運命ですよね!」

 ぴぃ助を親元から乳離れさせるのに、3カ月間待たなければならなかった。その間、ブリーダーからは彼の成長が写真付きメールで送信されてきた。

 「少しずつ大きくなっていく姿を見ていたら、もうかわいくて、早く会いたくてたまりませんでした」

 当時のときめきを思い出して声を弾ませる藤野さん。ワクチン接種を済ませ、藤野さん宅へやって来たぴぃ助との蜜月生活が始まった。

 このころ、初のソロアルバム「Stay Funky」を全国リリース。仕事運が上昇しただけではない。何か不思議な力が湧いてくることも・・・。

 「作曲に煮詰まったとき、ぴぃ助の顔をじっと見ていると、メロディーが最初から最後まで一気におりてきて、一つの曲が誕生しました」

 わずか5分ほどの間の出来事だった。その曲が、「私のところに来てくれてありがとう」という思いを込めた「Come to my life」だ。8月公開の邦画で、2015年の国際映画祭に出展される「Tokyo Loss」の主題歌にもなっている。

 「ぴぃ助からのインスピレーションで生まれた曲です。著作権はぴぃ助にあるかな。まさに著作犬ですね(笑)」  仕事はどんどん軌道に乗り、外出がちになって、ぴぃ助に留守番させる機会も増えた。寂しくないようにと迎えたのが、純白の桜だった。

 しかし桜の登場は当初、ぴぃ助にとって脅威だったらしい。体調を崩し、下痢や嘔吐(おうと)が続く。予期せぬ事態に戸惑ったものの、今やすっかり仲良しに。2匹になったことで、藤野さんの仕事運は一段と上昇中という。

 「サックスを始めたのは中学のころ、チェッカーズの元メンバー藤井尚之さんに憧れてからです。その藤井さんと共演ができる運びになりました。音楽プロデューサー芳野藤丸さんと出会い、新しいアルバムをリリースできたのも幸せでした」

 心の中で温めていた夢、想定外の夢までが次々に実現している。ぴぃ助、桜、どうもありがとう!(文・宮西ナオ子、写真・圷真一)