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ななみさんの前でおすましの大河。「クマさんカット」がお似合い=東京都内で
ななみさんの前でおすましの大河。「クマさんカット」がお似合い=東京都内で
プロフィール

 ななみ 1993年、大分県生まれ。学生時代から地元でライブ活動をし、2013年ヤマハグループ主催「The 6th Music Revolution JAPAN FINAL」でグランプリ獲得。昨年10月「愛が叫んでる」でデビュー。2月4日にセカンドシングル「I’ll wake up」発売予定。

ななみさんと大河 チワワ(オス 3歳)

朝は起こしてね
頼れる小さな彼

 一昨年、国内最大規模のアマチュアミュージシャンを対象にしたコンテストでグランプリを獲得、その後デビューしたシンガー・ソングライター、ななみさん。愛犬「大河(たいが)」とともに大分県から上京し、新生活を始めたばかりだ。

 「慣れない東京での一人暮らしですが、大河がいてくれるので心強いです。小さくても、けっこう頼りになるんですよ」と自慢する。

 チワワながら、しっかりした体格で、人なつこい大河。大型犬にも積極的に走り寄って遊ぼうとする。

 出会いは3年前、地元大分のペットショップ。「とてもかわいいのに売れ残ったようで、セール価格になっていました。こういう店では買いたくないと思いましたが、2度目のセールでさらに値段が下がっていて、放っておけなくなりました」

 子犬の記録を見ると、2011年3月11日生まれだった。

 「津波でたくさんの命が失われた日ですが、一方で生まれた命もあるんだなとしみじみ思い、その日の意味を込めて名づけました。でも周りの人には虎のタイガーと聞こえるみたいで、私も時々、タイガー君!と呼んでいます」

 大河はカッコ良くて、いとしく、理想の彼氏のような存在とか。夜は一緒に眠り、朝は正確な「タイガーアラーム」で起こしてくれる。

 「最初は顔をペロペロ、そのうち前足でぐいぐい、すごい力で押してくるので、絶対に寝坊しません! 家ではいつも大河の歌を作って歌っています。恥ずかしくて人には聞かせられませんが・・・」

 ななみさんは小学校時代、やはりチワワと暮らしていた。しかし両親が離婚し、犬は知人に譲ることになった。その後、不登校になり荒れた日々を送ったが、歌うことが、心の支えになっていったという。

 「自分は歌で救われました。今度は悩んでいる人たちのために歌いたい」。ななみさんの曲作りのテーマだ。その思いは不幸な動物たちへも向けられている。

 「大分県の動物保護施設でボランティアをしていた時期があります。家庭の事情で手放された犬たちがいました。犬たちのために働きながら、実はこちらが助けられていると気づきました」

 「自分は人間というだけで自立して生きられる。何と幸せなのかと」

 ステージに立つ前には、保護犬たちや大河の画像を見るという、ななみさん。

 「どんなに華やかな環境にいても、本当の自分を忘れず歌っていきたいから」(文・宮晶子、写真・圷真一)