ペット大好き!情報
カメと触れ合って暮らすみのじさん(右)一家。自宅庭にはたくさんのカメたちが=東京都内で
カメと触れ合って暮らすみのじさん(右)一家。自宅庭にはたくさんのカメたちが=東京都内で
プロフィール

 みのじ 1976年生まれ。千葉県出身。2000年からフリーのイラストレーターとして活動。著書「カメが好き!かめ亀KAME図鑑」。また、カメをモチーフにしたユニークな雑貨を多く制作。ライターの夫との共著に「ダンゴムシの本」も。

みのじさんとカメ いろいろなカメたち

個性派30匹との
触れ合いが日常

 約30匹のカメを飼っているという、カメ好きイラストレーターのみのじさん。

 自宅におじゃますると、壁一面に集められたカメグッズに圧倒される。窓辺の浅い水槽には、15センチほどのカメたちが6匹。そろって首を長く伸ばして手足をパタパタさせ、みのじさんに寄ってくる。なんと人懐こい!

 「インドが原産のトラバンコアと、中米のカンムリヤマガメです。特にトラバンコアはこんなふうに食事をねだったり、顔も赤ちゃんみたいでかわいくて溺愛してます」とみのじさん。

 日本では希少なカメで、6年前にショップで買い、大切に育てている。冬は室内に入れ、1年中一緒だ。

 一方、植物いっぱいの庭では、20センチほどのカメたちがのんびり日なたぼっこ。

 「こちらは知人からいただいたトウブハコガメなど北米のカメです。庭の虫などを食べ、冬は穴を掘り冬眠。自然状態ですね。仕事や子育ての合間にカメたちを眺めるとストレス解消になります」

 こちらは近づくと首を引っ込めてしまうシャイなカメだが、甲羅の繊細な模様が美しい。今年は子ガメもたくさん生まれたそうだ。

 みのじさんとカメとの出会いは、専門学校生の時。卒業制作でカメのムービーを作るうち、はまってしまった。

 「300種類ものカメがいて、体のデザイン、動き方、表情もみんな違う。毛のある動物はアレルギーで飼えなかったので、カメは私にぴったりのペットでした」

 カメへの愛情は、愛嬌(あいきょう)たっぷりのイラストや自作の雑貨に表現されている。カメが縁で結婚した夫も、爬虫(はちゅう)類や昆虫の専門家で、みのじさんのカメ飼育を強力にバックアップ。1歳の長男もカメやイモムシと触れ合って成長している。

 「子どもはいろいろな動物に触れて育った方が、強い免疫ができるそうです。おかげで一度も風邪をひいたことはありません」

 最後にみのじさんからカメの飼育についてアドバイス。

 「途中で飼育を断念することのないように、日本の環境で育てやすいカメから始めるといいのでは。ベランダで飼育する人も多いと思いますが、階下に落下する事故も意外に多いので気をつけて」

 みのじさんの目標は、カメたちの寿命をできる限り全うさせることだという。

 「ペットのカメは、上手に育てれば長生きすると思います。息子がおじいちゃんになるまで一緒にいてほしいな」(文・宮晶子、写真・木口慎子)