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手作り帽子でおしゃれした有馬さんとハッチ。頬ずりしたくなるかわいらしさ=横浜市で
手作り帽子でおしゃれした有馬さんとハッチ。頬ずりしたくなるかわいらしさ=横浜市で
プロフィール

 ありま・ゆみこ カナダ生まれ。学習院大卒。テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」の初代オープニング曲「ゆめいっぱい」で関ゆみ子として歌手デビュー。歌手、ナレーターとして活動しながら帽子作家となる。

有馬ゆみこさんとハッチ チワワ(オス 12歳)

帽子もお似合い
人懐こい看板犬

 歌手やタレント活動と並行して、帽子デザイナーとして横浜市にオーダーメード帽子などの店「アンクア工房」を開いた有馬ゆみこさん。その店の看板犬がチワワの「ハッチ」だ。

 初対面の人にもすぐに寄ってくる人懐こいハッチは、客の人気者。「以前は外に仕事に出るたび、ハッチは留守番でしたが、2年前に店を開いてからは毎日一緒にいられるのが、うれしいですね」と話す。

 今は有馬さんの外出時も、共同経営者の男性パートナーが一緒にいてくれるので安心だ。

 この日の撮影では、有馬さんとおそろいの帽子でおしゃれしていたハッチだが、普段は服も着せず、1年中サマーカットでサッパリ。「犬は犬らしく、自然体にさせています」と笑う。ハッチはその素直な性格だけで、十分魅力的なのだ。

 「最初にブリーダーさんの所で会った時、真っすぐな目でじっと見詰められ、たちまち魅了されてしまいました。人の懐にポーンと飛び込んでくる感じなんです」

 実は有馬さんには、ハッチの前の最初の愛犬、ポメラニアンの「マリア」の悲しい思い出があった。

 あるペット店でポメラニアンを探すと、店員は「今これしかいない」と、未熟児の子犬を出してきた。まだ毛が全く生えておらず何とも弱々しかったが、有馬さんが抱っこすると、かすかに「ミー」と鳴いた。たまらず、その子犬を購入してしまったが、呼吸器の病気になり、わずか3歳半で天国へ逝ってしまった。

 「それでもやはりもう一度、犬と暮らしたいと思い、いいブリーダーを探して、出会ったのがハッチでした」

 ハッチは子どものころの親友のあだ名をもらった。

 若いころのハッチは元気だが少し落ち着きがなく、隣で一緒に寝ようとしても興奮して寝なかった。だが去勢手術をして、5歳くらいになったころから、情緒が安定してきたという。

 「ある日、私が仕事で落ち込んで泣いていた時、隣に来て顔をペロペロなめてくれました。そんなことは初めてでびっくりしましたね。それ以来、一緒に眠れるようになりました」

 時間をかけて信頼関係を築いてきた「ふたり」。12歳となった今は、まさにかけがえのない家族といえそうだ。

 「さすがに高齢なので健康は心配です。食欲がなかったり、突然パタッと倒れて意識を失ったりすることもありますから。でもここまで長生きしてくれたのは、うれしいですね。こんなにピュアで清らかな動物と暮らせることに感謝しています」(文・宮晶子、写真・高嶋ちぐさ)