ペット大好き!情報
タジマジックさんに癒やしの時間を提供するラグドールたち。左からハリー・ポッター、ジャック・スパロー、イブリン=東京都内で
タジマジックさんに癒やしの時間を提供するラグドールたち。左からハリー・ポッター、ジャック・スパロー、イブリン=東京都内で
プロフィール

たじまじっく 3歳でスカウトされ、雑誌『主婦と生活』の専属モデルに。以後、コマーシャル、テレビ、映画などで幅広く活躍。20代でMr.マリックの「超魔術」に魅せられ、独学で現在の境地を切り開いた。

タジマジックさんと愛猫たち ラグドール(メス 13歳、オス 12歳、オス 3歳)

優雅でおっとり
同居犬には降参

 超能力マジックエンターテイナーとして、数多くのマジックショーで活躍しているタジマジックさん。東京都中野区にある銭湯「昭和浴場」の3代目でもある。

 ペットは3匹のラグドールと1匹のトイプードル。猫たちは、プードルが大の苦手とあって、今回は猫グループのみの撮影となった。

 「ぬいぐるみ」という意味を持つラグドールたち。ふわふわの毛並みと、切れ長の瞳に目を奪われる。おっとりとソファに座る姿には、紳士か淑女のような優雅さが漂っていた。

 タジマジックさんは日中、銭湯の番台に座りながらマジックを披露することがある。夜になれば、あちこちのステージに呼ばれ、魅惑的なショーを披露する。休む間がなく、最近は眠る時間もほとんどない。ラグドールたちは、超多忙な飼い主に、癒やしの時間を提供し続けている。

 「子どものころから犬や猫を飼っていました。昭和浴場には、近所の人の猫も遊びに来てにぎやかでしたよ。でも13年前、ラグドールのブリーダーさんと知り合い、イブリンを迎えてから、猫の飼い方を変えました」

 飼育は家の中。外の猫たちと会えないようにしたという。次の年にはハリー・ポッターが、3年前にはジャック・スパローがやってきた。

 「箱入りの猫たち」に、ある日、衝撃が走った。ジャックとほぼ同時期に、犬のプッチがやってきたのだ。

 「もともとは母親が飼っていたのですが、『はっちゃけ娘で世話が大変』と言われ、預かることになったのです」

 元気よくほえ、はしゃぐプッチを怖がり逃げ惑う猫たち。静かでまったりとした、これまでの生活は吹き飛んだ。

 「猫たちは居場所を失い、一気に痩せ、老け込んでしまったようです。最近は徐々に慣れてきましたけれど・・・」

 確かにやんちゃなプッチが部屋の中に登場すると、3匹は慌てふためき、一斉に身を隠してしまった。

 タジマジックさんは、椅子の後ろに身を潜めているイブリンの所にゆっくりと近づき、真っすぐに差し出した手を、ゆらゆらと上下に動かした。その不思議な動きに応え、イブリンがしずしずとお出ましに。これもマジックの1つだろうか?

 「イブリンは僕と1番気が合う、最愛の子ですから」

 そんな会話を理解しているかのように、ごろごろと喉を鳴らすイブリン。ショーで披露するタジマジックさんの神秘的な振る舞いは、イブリンら、ラグドールたちから引き出されたものかもしれない。(文・宮西ナオ子、写真・高嶋ちぐさ)