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縫いぐるみのようにおすましするアプリと中野真帆子さん=東京都内で
縫いぐるみのようにおすましするアプリと中野真帆子さん=東京都内で
プロフィール

なかの・まほこ 横浜市出身。ウィーン国立音楽芸術大卒。パリ・エコールノルマル音楽院修了。フェリス女学院大音楽学部で後進の指導にあたる傍ら、国内外での演奏や執筆・翻訳等で活躍中。著書に「ショパンを廻るパリ散歩~ロマン派時代の音楽事情」。翻訳書「パリのヴィルトゥオーゾたち~ショパンとリストの時代」。

中野真帆子さんとアプリ トイプードルとマルチーズのミックス(メス 4カ月)

くるくる動く姿
ワルツ踊るよう

 「元気で、くるくるよく動き、まさに『小犬のワルツ』です!」。そう話すのは、ピアニストの中野真帆子さん。迎えたばかりの愛犬「アプリ」は、ショパンの名曲のように表情豊かに動き回る。

 中野さんが抱っこすると、鼻をピーピー鳴らして一生懸命おしゃべりし、ハウスに戻すと「キュウーン!」とすねるような声を出す。

 縫いぐるみのような姿のアプリは、トイプードルとマルチーズのミックス。

 「トイプードルを探そうとペットショップに行くと、子犬のアプリがいて一目ぼれしました。最初600グラムだったのがもう1.8キロ。自分で赤ちゃんから育てる犬は初めてなので、目が離せません」

 愛犬の成長していく姿に感激もひとしおのようだ。

 ショパンやフランスの近現代曲を得意とする中野さん。10年ほど前に帰国するまで、ウィーンやパリで暮らしてきた。実家には何代にもわたり犬がいて、みな母のよきパートナーだった。

 「3年前までマルチーズのボギーがいて、母は今までで一番かわいがっていました。最後の1年はぼけて、母のベッドで亡くなりました。母はもう飼わないと言いましたが、やはり家には犬がいたほうがいいと思い、今度は私が最期まで面倒みるからと、アプリを迎えたんです」

 毛色がアプリコット色で4月(エープリル)に迎えたこともあり、アプリと名づけた。

 「母は、『前のボギーと違って、キュンキュンとうるさい』とか言いながら、結局かわいがっています。夜も一緒に寝ていますよ」と苦笑する。

 早々に犬友達もできた。近所で同じくらいの月齢のペキニーズがいて、2匹と飼い主はすっかり仲良しに。

 「ペキニーズはおとなしい性格なんですが、アプリとはお互いの家を行き来すると、ずーっとじゃれ合っています。犬は自分の家で遊ぶときの方が、態度が強くなって面白いですね」

 中野さんは、ピアノの練習や専門書の翻訳など、家で仕事をすることが多い。活発なアプリもそんな飼い主の仕事をよく理解しているようで、じゃまをせず、おとなしく待っているとか。

 「以前なら気分転換したいときは外出していましたが、今はアプリと遊ぶことでとてもリラックスできます。梅雨の間も家が楽しくなりました」とにっこり。

 音楽活動のため、夏には2カ月ほどパリに行く中野さん。「帰ってきたら、アプリは母にべったりになっているかも」とちょっぴり心配している。(文・宮晶子、写真・圷真一)