ペット大好き!情報
来栖あつこさんと、愛猫の桃次郎(左)とネネ=東京都港区赤坂で
来栖あつこさんと、愛猫の桃次郎(左)とネネ=東京都港区赤坂で
プロフィール

くるす・あつこ 1996年「激走戦隊カーレンジャー」の八神洋子/ピンクレーサー役でデビュー。その後もミニスカポリスなどで活躍。2003年にはミュージカル『アニー』リリー役で出演、いばらき大使を委嘱される。

来栖あつこさんと桃次郎、ネネ ロシアンブルー(オス 15歳、メス 7歳)

険悪な2匹同居
今では関係改善

 ほっそりしなやか。短毛でつやつやの毛並み。エメラルド色の瞳、気高く見える神秘的な表情。女優の来栖あつこさんの膝の上でまったりと、のどを鳴らしているのはロシアンブルーのメスのネネ。

 「すごく甘えん坊。いつも私にべったり。家中どこにでもついてきて犬みたい」

 一方、もう1匹の桃次郎はキャリーバッグの中に潜伏中-。「少しシャイな性格なので、見知らぬ人がいるとなかなか出てきません」

 15年前に桃次郎をブリーダーから求めた時、5匹の兄弟の中で一番元気がなかった。しかし家に迎えたとたん、「猫をかぶっていたのがわかった(笑)」。やんちゃで、以後一人っ子時代を長く堪能。大切にされ、少し肥満気味にさえなった。ところがある日、招かざる客が・‥。

 「桃次郎が8歳のとき、1匹だけでお留守番もかわいそうかなと思って、ネネを求めたのです」。ロシアンブルー同士、しかも異性。すぐに仲良くなるだろうと思って家に連れてきたが、甘かった。

 まだ赤ちゃんのネネを見るなり、桃次郎は怒り狂ってシャーシャー威嚇する。最初だけかと思いきや1カ月もバスルームにこもって怒りを表明。今まで築き上げてきた来栖さんとの信頼関係が一気に崩れてしまったかに見えた。

 「あの時は本当に後悔しました。でも後の祭りです。心を閉ざす桃次郎を見て、『ごめんなさい』ってひたすら謝っていました」

 救いだったのはネネの寛大さ。どんなに邪険にされても桃次郎のそばで「遊んでよ~」とちょっかいを出し、時にはひっかかれて傷をつくってもめげなかった。時は流れ、頑固な桃次郎も、やっとネネを受け入れるように。とはいえ近くにくれば「うざい!」とばかりに冷たいのは相変わらずだが、来栖さんの前では一緒に過ごすようになった。

 「家に戻れば2匹で迎えてくれます。お風呂に入っているとき、並んで外で待っているのが、ガラス戸越しに見えて幸せな気分ですよ」

 さて、ここで、いよいよ桃次郎の登場。バッグから出た桃次郎はネネの1.5倍ほどの大きさ。貫禄があり、毛並みも少しワイルド。

 「人間で言えば、80歳のおじいちゃん。ネネは35歳くらいの花ざかりです」

 女ざかりで美しいネネと一緒ならば、さぞかしご満悦かと思いきや、やはり桃次郎も「あつこ命」。料理が大好き、特技は裁縫。趣味は献血という賢母の素質を備えている来栖さんだが、「縁遠いのはこの2匹のおかげかも?」と苦笑い。

 (文・宮西ナオ子、写真・五十嵐文人)