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漫画家かなつ久美さんとくつろぐ、りんご(右)とひめの=東京都豊島区で
漫画家かなつ久美さんとくつろぐ、りんご(右)とひめの=東京都豊島区で
プロフィール

かなつ・くみ 1964年生まれ。神奈川県出身。美容コミック多数。代表作はドラマにもなった「OLヴィジュアル系」。他に「ドッグヨガで愛犬も私も元気!」など。本人のブログは こちら

かなつ久美さんとりんご、ひめの ポメラニアン(メス 11歳) チワワ(メス 推定5歳)

人に愛され自信
目の輝きを戻す

 子供のときから犬を飼いたかった、かなつ久美さん。実家では母親が犬アレルギーでかなわなかった。ハムスターやセキセイインコを友としてきたが、どうしても犬がほしい。漫画家として活躍するようになってから、犬の飼えるマンションに引っ越し、すぐ求めたのがりんごだった。

 「りんごは私にとっての初犬。厳選したブリーダーさんが連れてきてくれました」

 まだ赤ちゃんで頭が大きく二頭身だったりんごは、愛情たっぷりのブリーダーから、かなつさんの手元に渡り、すくすくと育った。

 インターネットなどを通じて犬のことを勉強した。しつけや餌の与え方を研究し、よい情報は取り入れると同時に、悲しい側面も垣間見る。

 悪徳ブリーダーや犬を放棄する人、さらには捨てられた犬が殺処分になることを知ってあぜんとした。「何も知らなかった・・・。知れば知るほど、自分も何かをしなくてはと思うようになりました」

 そんな思いが募ってきたとき、放棄された犬を保護する団体を知り、飼い主が見つかるまでの間、保護犬を預かるボランティアを始めた。

 「今まで8匹を預かってきましたが、最初はぼろぼろの様子でやってきます。目が細くて、なんて小さい目の犬かしらと思って預かっているうちに、徐々に目が大きくなって、きらきらしてくる」

 人間に愛されるのは犬にとっても自信になるのだろう。「今までどんな仕打ちを受けてきたのかわかりませんが、いつも大きな変化に驚きます。人間を受け入れ、許してくれる犬ってすごい!」

 今の預かりっ子は、チワワのメスで、ひめの。推定5歳。まだ人間が怖いのか、ケージの中にはいつくばり、ぶるぶると震えている。

 一方、りんごは生まれてから11年間、目いっぱい、かなつさんの愛を受けてきただけに、明るささく裂。

 「りんごは、私にとっては犬じゃない。しいていえば神様が贈ってくれた天使。犬の本能がないみたい。散歩していても電柱などをくんくんしないし、他の犬がそばにきてくんくんとあいさつしてきても、自分からはしません。それにすごくいいニオイ。顔もかわいいから、ぬいぐるみに命が吹き込まれたみたい」

 そんな「おのろけ」をおとなしく聞いているりんご。

 「実はポメラニアンって、はっちゃけた子が多いようですが、こんなおとなしいポメがいたのかと驚かれるんですよ」とにこにこ。

 いつまでも一緒にいたい。20歳を迎える日を目指し、りんごの健康には留意している。愛犬と一緒にエクササイズをする「ドッグヨガ」なども行っている。

 (文・宮西ナオ子、写真・小平哲章)