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高座を終えて再会。ルルを抱きしめる神田陽子さん=東京都新宿区の新宿末広亭前で
高座を終えて再会。ルルを抱きしめる神田陽子さん=東京都新宿区の新宿末広亭前で
プロフィール

かんだ・ようこ 東京都出身。2代目神田山陽に入門。1982年2つ目に、88年真打ち昇進。2006~07年、日本講談協会会長を務め、現在は同協会副会長。25日は東京・池袋演芸場で、37回目となる落語家の三遊亭歌る多さんとの女芸人の会「桃色婦人会」(夜席)を主催。

神田陽子さんとルル トイプードル(オス 7歳)

犬中心の食生活
残りがママの分

 「ルル君、かわいい。大好き。さあ、ママって言ってみて」。東京・新宿末広亭での高座が終わり、あでやかな着物姿で現れた講談師の神田陽子さん。トイプードルの愛犬ルルを抱き締めながらそう言うと、ルルが「うおん、うおん」と甘い声で答えた。「ほおら、ママって言っているでしょう?」

 ルルははしゃいであちこち走り回る。陽子さんと一緒にいるのがうれしくてたまらない様子だ。

 古典の「赤穂義士伝」から新作「レ・ミゼラブル」まで、都内の寄席を拠点に活躍し、最近では舞台にも出演。さらには10年以上にわたり熊本の大学で客員教授も務めるなど、多忙な日々を送る陽子さん。

 「ルルとの時間を大事に考えています。地方公演のときなども、なるべく日帰りにします。ルルは私がいなくても平気みたいですが、私の方が気になってしまって・・・」

 ルルが喜ぶ姿を見るのが何よりの楽しみ。最近始めたのが、ルルの食事作り。市販されている犬の手作り食レシピ本を何冊も買いこみ、研究を重ね、心をこめて作るようになった。

 「それまではドッグフードだけでしたが、どうも好き嫌いが激しくて、メーカーを変えても残したり、食べてくれなかったりで、食べさせるのに一苦労。そこで手作り食に変えてみたところ、食いつきもよくなり、おかわりをするようになりました」

 イモや豆腐も大好き。マグロとハクサイ、タケノコやニンジン、キノコ類や納豆もよく食べるという。どうやらルルは和食派のようだ。

 「北海道産の大豆をミキサーにかけ、スープ状にしたものをトッピングすると、おいしそうによく食べます。魚も大好き。サケとかタラ、タチウオ・・・。もう、ほとんど私と同じメニュー。私がルルの余りものに味付けして食べている状態です(笑)」

 陽子さんの将来の夢は、講談の学校や教室を作ること。現在も、早稲田大人間科学部の通信教育課程を受講し、勉学を重ねている。

 「毎日2時間は勉強していますが、ルルは、私の勉強中は決して邪魔をしません。遠くからじっと見守っているのですが、インターネットでの授業が終わり、パソコンを切ったとたんに、『遊んで~』とすごい勢いで抱きついてきます。こんなふうにいつも傍(そば)にいて応援してくれるので、私も頑張れるんだと思います」

 大学で学んでいる脳の仕組みをテーマにした新作や、大好きな犬を語る新作の講談作りにも挑戦したいという。最愛のパートナー、ルルの存在が、陽子さんのやる気をどんどん引き出しているようだ。

 (文・宮西ナオ子、写真・坂本亜由理)