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「休みの日は一日一緒にいても飽きません」。はやとと仲良く写真に納まる市瀬秀和さん=東京都内で
「休みの日は一日一緒にいても飽きません」。はやとと仲良く写真に納まる市瀬秀和さん=東京都内で
プロフィール

いちのせ・ひでかず 1975年生まれ。山梨県出身。テレビドラマ「ウルトラマンコスモス」などアクション俳優として活躍。「水戸黄門」をはじめ時代劇にも数多く出演している。

市瀬秀和さんとはやと ミックス(オス 3歳)

深夜に火事察知
鳴いて知らせる

 ペットの命の大切さを訴える映画「ノー・ヴォイス」の公開が始まった(順次全国各地で上映)。主役を務めたのが、アクション俳優として活躍する市瀬秀和さんだ。

 「ちょっとワルっぽい役柄ということと、実際に犬と暮らしている点がぴったりということで選ばれたようです。僕自身も映画のテーマにとても共感しました」と話す。

 映画では、捨て犬との出会いをきっかけに、いきあたりばったりの生き方をやめ、動物保護施設の職員となる青年を演じた。プライベートでも、愛犬「はやと」を迎えたことが、人生の転機になったと感じたという。

 「飼うことを決めたとき、これから、はやとと一緒に、仕事も人生ももっと頑張ろう!と決意しました。犬を飼うということは、とても重いことですから」

 実家でも犬と暮らしてきた市瀬さんだが、俳優となってからは、不規則な生活のため犬を我慢してきた。だが3年前、ペット店で運命の子犬に出会ってしまった。ミニチュアシュナウザーとポメラニアンのミックスと個性的で、しかも誕生日が市瀬さんと同じ3月16日だった。

 「縁を感じました。当時、ドラマの『水戸黄門』で東条隼斗の役、アニメ『家庭教師ヒットマンREBORN!』で獄寺隼人役と、ダブル『はやと』を演じていたので、どうせならトリプル『はやと』にしよう!と名づけました」

 愛嬌(あいきょう)たっぷりのはやとは、実に活発。部屋中を走り回ったり、テーブルをくぐったりと、楽しそうだ。

 「飼い主に似て元気だねーといわれます。仕事で泊まりの時は友人や実家に預けますが、誰にでもすぐなついてくれるので助かります。一度もそそうしたことがないのも、自慢ですね」

 番犬としても優秀だ。

 「ある日、深夜にしつこく鳴くんです。でも僕は撮影で疲れていたので、かまわず寝ていると、誰かが玄関ベルを鳴らす。てっきり鳴き声の苦情かと思って出ると、消防の人が立っていて、四軒先で火事だと。はやとは危険を知らせてくれていたんです」

 はやとという信頼できるパートナーを得た市瀬さんにとって、今回の「ノー・ヴォイス」はとても大切な作品になったという。

 「映画の保護施設として場所を借りた、さいたま市の動物愛護ふれあいセンターには、実際に数十匹の犬が引き取り手を待っていました。僕もこの映画に出るまで、各地に保護施設があり、捨て犬を譲渡していることを知らなかった。去勢の大切さも学びました。いつか2匹目が飼えるようになったら、保護施設を訪ねようと思っています」

 (文・宮晶子、写真・坂本亜由理)