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広島県の犬殺処分 「1000日間で0に」 NPO法人が運動開始

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 犬や猫の殺処分ゼロを目指す動きが広がる中、全国の自治体で殺処分が一番多い広島県(2011年度8460匹、このうち犬は2339匹)で、犬の殺処分を1000日間でゼロにしようという取り組みを、NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)」が始めた。

 PWJは、数年前から広島県神石(じんせき)高原町で救助犬育成と犬の保護を行うプロジェクト「ピースワンコ・ジャパン」を展開。広い土地を借りて保護施設やドッグランをつくり、地元の愛犬家にも開放、スタッフも獣医師を含めて10人と充実している。

 昨年7月からは、同町と犬の保護の業務委託契約を結んだ。町に収容された犬はすべて、それ以外の犬を含めて計149匹を引き取り、迷子犬は飼い主に戻し、他の犬は譲渡を進めてきた。

 この取り組みを広島県全体に広げようと企画されたのが、今回の「1000日計画」。今後、新犬舎の建設、譲渡活動の強化に取り組んでいく方針で、広島県にも提携を働き掛けていく。

 先月末、PWJは東京都内で計画を発表。スタッフは「ワースト記録の広島で殺処分ゼロを達成することで、全国にこのモデルを広げるきっかけにしたい。処分ゼロのドイツの保護施設のように、人に慣れない犬も時間をかけ、共に暮らせる犬に育てていきたい」と話している。

 (2013年10月5日)