ペット大好き!情報
「しばしば縫いぐるみと間違われます」とゆずを抱く土橋亭里う馬さん=東京都豊島区で
「しばしば縫いぐるみと間違われます」とゆずを抱く土橋亭里う馬さん=東京都豊島区で
プロフィール

どきょうてい・りうば 1948年生まれ。埼玉県出身。67年、故立川談志さんに入門。81年に談志直系弟子の真打ち第1号となり、10代目土橋亭里う馬を襲名。談志さん死去後、立川流の代表となる。寄席情報は落語立川流一門会の ホームページ で。

土橋亭里う馬さんとゆず マルチーズ(メス 9歳)

食事は口に運び
散歩は猫がお供

 落語立川流の代表を務める土橋亭里う馬さん。愛犬はマルチーズの「ゆず」。綿菓子のような白い毛に、ピンクのリボンでおしゃれしている。

 「いやー新聞に写真が載るっていうんで、昨日初めてトリミングというのに連れていったんですよ。普段はあたしが適当に毛を切っているので、ボサボサで」と笑う。

 シャンプー・カット以外にも、里う馬さんはゆずの散歩と食事係とか。

 「だってゆずは食べ物に興味がないんですから。変な犬でしょ。あたしがわざわざフードを2、3粒、口の中に入れてやる。それでやっと食べ始めるんです。女房はただのおやつ係。でもゆずは散歩の時以外は女房にべったり」

 世話も手慣れた様子の里う馬さん。マルチーズはゆずで三代目。その前はウサギを二代飼っていた。だが二代目のウサギの時、里う馬さんはアレルギー性のぜんそくになってしまい、薬でせきを抑える日々だったという。

 「でもウサギは帰宅すると出迎えに来たりして、かわいくてね。最期まで面倒みました。ぜんそくのおかげで、たばこがやめられましたよ」

 その後、息子の友人宅から引き取ったのが、最初のマルチーズ「げんた」。3歳の成犬だったが、友人宅が引っ越しで飼えなくなったのだ。

 「幸い、犬にはアレルギーは出ませんでした。犬はやっぱり人間に近い存在ですね。げんたは最初、元の飼い主を恋しがって、ずっと玄関で迎えを待っていました。しばらくして、元の飼い主が会いに来たんですが、その時、げんたはもう追いかけなかった。自分の家はここだと悟ったんですね」

 げんたは8歳で死に、49日が過ぎたころ、妻が「またマルチーズが飼いたい」と言い、東京新聞(中日新聞東京本社発行)に載っていたブリーダーの広告を見て、2匹目の「こうた」を迎えた。そのこうたも7歳で死に、49日を過ぎたころ、また妻が同じ広告を見て迎えたのが、三代目の「ゆず」というわけだ。

 「ゆずが一番長生きですね。今のところ病気もないし、やっぱり犬も女のほうが強いのかな。ご近所にもかわいがられてますよ」

 昔ながらのご近所づきあいをしている里う馬さん。10年ほど前からは、近隣で地域猫の世話も始めた。猫のおかげでネズミが出なくなったという。その地域猫の1匹、「フーちゃん」の散歩も、里う馬さんの担当だ。

 「ゆずとの散歩にフーちゃんもついてくるんです。猫はひもをつけていないのに、犬と並んで歩くんだから面白い。この2匹が待っているから、帰りが遅くなっても散歩はサボれませんよ」

(文・宮晶子、写真・高嶋ちぐさ)