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娘のもも子さん(左)と夫のアンドリュー・ファイフさん、孫のカイ君、妻のまり子さんに囲まれながらルルを抱く梶原しげるさん=東京都内で
娘のもも子さん(左)と夫のアンドリュー・ファイフさん、孫のカイ君、妻のまり子さんに囲まれながらルルを抱く梶原しげるさん=東京都内で
プロフィール

かじわら・しげる 1950年生まれ。神奈川出身。早稲田大卒。文化放送を経てフリーアナウンサーとして幅広く活躍。現在、東京成徳大応用心理学部客員教授。日本語検定審議委員。近著に「英語、はじめました。」(中経出版)。

梶原しげるさんとルル トイプードル(オス 10歳)

親子超えた関係
感謝するばかり

 フリーアナウンサーとして活躍する梶原しげるさんの愛犬は、トイプードルの「ルル」。取材におじゃました日は、娘のもも子さん夫妻が初孫を連れて帰省中だったが、ルルはマイペースで家族に甘えている様子だ。

 「娘が久しぶりに帰ってきても、ルルは昔と変わらず喜んでいます。シャイな性格の犬なんですが、孫ともうまくやってくれて安心しています」と梶原さんもニコニコ。

 ルルは10年ほど前、もも子さんが大学生のころ、友人宅からもらった犬だ。当時、梶原家はマンションから一戸建てに引っ越し、犬を飼おうということになったという。

 「5匹の子犬の中で1番どんくさかったのがルルでした。でも、あまりはしゃぐ犬より控えめな性格の方がいいと思っていたんです」

 妻のまり子さんが愛する宝塚歌劇団の「エリザベート」の登場人物「ルドルフ」から命名。間もなく、もも子さんも家を離れ、ルルは梶原さん夫妻の子どものような存在になった。

 「最初に見たとおり控えめで、いたずらもスリッパの端をかむ程度。ほとんど手がかかりませんでしたね。それどころか、思わぬ拾い物をしてくれました!」

 ある日、梶原さんと近所の緑道を散歩していると、にわかに風が吹き、枯れ葉が舞い上がった。それをルルがパッとくわえたと思ったら、なんと1万円札。

 「びっくりして、すぐ交番に届けました。結局落とし主は現れず、うちがもらうことに。1万円稼ぐ犬は、なかなかいないんじゃないかな」

 その後は残念ながら「拾い物」はなかったが、緑道は犬仲間の社交場。控えめなルルも、ビションフリーゼのメロンちゃんにいちずな恋心を抱くようになった。

 「2匹はちょうど同じくらいの年回りで、ルルはメロンちゃんに会うと、いつもとろけるように、すうっとついていきました。ところがメロンちゃんの家族は数年前に引っ越してしまったんです」

 以後ルルは寂しい日々を送っていたが、先日、引っ越した飼い主がメロンちゃんを連れて会いにきてくれた。

 「ルルはかつて見たことがないような喜びようでした。メロンちゃんの方は意外にクールでしたけど・・・」

 そんなルルも、やはり一番頼りにしているのは飼い主の梶原さん夫妻。特にまり子さんとは1日中一緒で、まさに一心同体という。

 「ルルにはいつも感謝しています。妻を支えてくれてありがとうと。犬は子どものような存在ですが、親子を超えた関係になるんですね。ルルの誕生日を迎えるたび、長生きを祈っています」

(文・宮晶子、写真・岩本旭人)