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愛犬のジュピターを抱き、「溺愛してます」と笑う榊原るみさん=東京都内で
愛犬のジュピターを抱き、「溺愛してます」と笑う榊原るみさん=東京都内で
プロフィール

さかきばら・るみ 1951年東京生まれ。映画「男はつらいよ 奮闘篇」、ドラマ「帰ってきたウルトラマン」など出演多数。本文中の映画は4月26日にDVD発売。

榊原るみさんとジュピター ミニチュアダックスフント(オス 4歳)

犬愛した母の心
今ようやく理解

 女優の榊原るみさんの愛犬は、ミニチュアダックスフントのジュピター。「もとは母の犬だったんですが、母が亡くなり、私たち夫婦で引き取りました」と話す。

 ジュピターはこの犬種にしては足が長く、スマート。猫並みのジャンプ力もある。風呂が大好き。でも、散歩が嫌いだという。

 夫は映画監督のすずきじゅんいちさん。夫婦で米ロサンゼルスで10年ほど生活した。東京にいた母親はミニチュアダックスフントが好きで、これまでに「アリ」「チャチャ」「クク」という3匹を飼ってきた。他にもスピッツ、マルチーズも。

 母親が80歳を超えたころ、一時帰国していた榊原さんは「もう犬はやめてね」とお願いした。その当時、母親の愛犬はすべて亡くなっていた。

 ところがその直後、母親は孫と一緒にたまたま行ったペット店で、ミニチュアダックスフントの子犬に出会い、連れて帰ってきた。「私が先に死んだら、面倒をみてやってね」

 子犬は、当時流行した歌の名前から、「ジュピター」と名づけられた。

 母親は昨年初め、亡くなった。ちょうどそのころ、仕事の関係で榊原さんらは活動拠点を東京に移すことになり、ジュピターは榊原さんが面倒を見ることになった。

 母親はリビングルームでは、いつもジュピターを膝の上に置いていた。ジュピターは誰かの膝の上にいないと不安になるのか、リビングルームで榊原さんや家族の誰かが座ると、すぐに膝の上に乗ってくる。

 ベッドで寝ていても、いつの間にかジュピターが来て、時には飼い主を枕にして寝息を立てていることもあるという。

 「ジュピターって、品がよいとよく言われるんです。確かに、『ご飯、早く』とかおねだりするときも、あまり騒がないし、ガツガツしていないんです。性格ものんびり屋さんかも」

 夫婦で米国に滞在していたのは、日系米国人の歴史をとらえた「二つの祖国で 日系陸軍情報部」など3本のドキュメンタリー映画を撮るため。「私は映画監督の夫を監督する役かも。日本に帰った後は、ジュピターも監督に加わったかな」

 ジュピターが家族になって、犬を愛した母親の気持ちがわかってきたという。

 「母親は旅行に行っても、(愛犬は)ご飯を食べたかなとか、いないから寂しいなあとか、いつも気にしていました。私は『犬なんかかわいがって』とやや冷ややかに見ていました。でも、今は私も母親と同じ。いつもジュピターのことを気にしていて・・・。溺愛していますね」

(文・草間俊介、写真・川柳晶寛)