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吉元由美さんに抱っこされて満足げのラニ。ふだんはおとなしいが、「作業着姿の人を見るとほえかかる」のが玉にキズ?=東京都内で
吉元由美さんに抱っこされて満足げのラニ。ふだんはおとなしいが、「作業着姿の人を見るとほえかかる」のが玉にキズ?=東京都内で
プロフィール

 よしもと・ゆみ 1960年東京生まれ。成城大卒。広告代理店勤務を経て作詞家に。最近はサロンセミナー「吉元由美のLIFE ARTIST」を主宰。活動の詳細は HP で。

吉元由美さんとラニ トイプードル(メス 6歳)

幸せへのヒント
たくさんくれる

 作詞家・吉元由美さんの愛犬は、トイプードルの「ラニ」。

 「ラニはハワイの言葉で、天国の意味です。以前、作詞した杏里さんの曲にも使った大好きな言葉なんです」と吉元さん。

 吉元さんに抱っこされて安心しきった表情のラニ。飼い主の腕の中はラニにとっても天国らしい。

 吉元さんは、平原綾香さんのヒット曲「Jupiter」など、多くのアーティストの詩を手がけている。忙しい生活でペットとは縁がなかったが、長女が小学生の時、「犬を飼いたい」と言い出したのが、ラニと出会うきっかけとなった。

 「生き物はどちらかといえば苦手なほうでしたが、娘は1人っ子なので、犬がいるといいかもしれないと」

 飼いやすいと聞いたトイプードルにしようと、ネットで見つけた広島県のブリーダーから購入。初めて家に来た子犬のラニは、すぐにソファの下に隠れてしまったが、しばらくすると吉元さんの夫のところに寄っていった。

 「夫も広島出身なので、同郷なのが分かるのかと大笑いしました」

 やがて吉元さんは、長女以上にラニに夢中になってしまった。

 「仕事中はずっと足元にいて、時々、遊んでとボールを持ってくるので、ひとしきり遊んでやります。公園では私もラニと一緒にがんばって走りますよ」。81歳の父もラニとの散歩が日課になった。

 家族にかわいがられているラニだが、今年1月に大病した。もともと胃腸が弱く、その時も嘔吐(おうと)したので、すぐ病院に連れていき、薬をもらった。だが、帰ってきたら息がゼーゼー。再び病院に連れていくと、「肺炎です。覚悟してください」と言われた。

 「心配で心配で、ラニが入院していた2週間ほどは毎日泣いて過ごしました。無事に回復しましたが、ラニの存在の大きさに気づきました」

 ラニにはいろんなことを教えられるという吉元さん。

 「たとえばラニの口の形は受け口で、血統としては欠点なんでしょうが、その口のおかげでいつも笑っているように見えます。悪いと思ったことでも、別の角度から見るといいことだと分かることもあるんですね」

 吉元さんがラニを迎えた40代は、親の病気など苦労が多かったが、今振り返ると、人生の後半に向けて自分を再生した、大事な時期だったという。その思いを先ごろ、エッセー「凛(りん)として立つ-あなたの心をささえる言葉」(三空出版)にまとめた。

 これからもラニは幸せのヒントをたくさん与えてくれるに違いない。

 (文・宮晶子、写真・稲岡悟)