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浜田光夫さん、妻の青園宴さんと仲良く並ぶミラ(右)とピギ。「いくつになっても、2匹の食欲は衰えません」と話す=東京都内の自宅で
浜田光夫さん、妻の青園宴さんと仲良く並ぶミラ(右)とピギ。「いくつになっても、2匹の食欲は衰えません」と話す=東京都内の自宅で
プロフィール

はまだ・みつお 1943年生まれ。東京都出身。映画「愛と死をみつめて」「いつでも夢を」「1リットルの涙」や、テレビドラマ「アイアンキング」など出演多数。本文中のトークショーの詳細は HP で。

浜田光夫夫妻とミラ、ピギ ラブラドルレトリバー(メス 10歳、オス 3歳)

仲良しの母子が
いたずらで結託

 役者デビュー50周年を迎えた浜田光夫さん。7月に出した著書「青春 浜田光夫『キューポラのある街』-あれから50年」では、多くの映画やドラマの思い出を語っている。愛犬の歴史もバラエティー豊かだ。現在の愛犬はラブラドルレトリバーの「ミラ」とその息子の「ピギ」。2匹そろって立派な体格で、訪問者には親しげに鼻を押しつけてくる。

 「結婚前はグレートデン。結婚してからは、セントバーナード、シェパード、フラットコーテッドレトリバーを飼いました。その後、7、8年のブランクを経て、ラブラドルレトリバーがきたんです」と話す。

 ラブラドルレトリバーを選んだのは、妻の元宝塚歌劇団員、青園宴さん。飲食店で出会った人から子犬を紹介された。当時、青園さんがプロデュースしていた舞台「マイ ミラージュ」にちなみ、「ミラ」と名づけた。

 「ミラは最初から穏やかな性格でした。記憶にある限り、いたずらはたった2回だけです。じゅうたんを掘って糸くずの山をつくったことと、妻の靴のヒールをかじったことだけです」

 性格の良さで近所の犬仲間にも人気となり、「ぜひミラちゃんの子犬を」と望まれ、散歩友達の犬との間に8匹が生まれた。ほとんどがもらわれていったが、「ピギ」だけ残した。名前の由来は「小さいときは子豚(ピギー)のような顔でした」という。

 ところが、このピギ、母と違って、いたずらっこ。大きくなると、何度も家から脱走するようになった。

 「最初はピギだけ悪いと思っていました。ところが、ある日、母のミラが庭の木戸の鍵を開けるところを見てびっくり。母子結託して脱走していたんです」

 賢いミラがまんまと飼い主の裏をかき、脱走を手助けしていたのだ。といっても、向かう先は、せいぜい近所のトンカツ店の前とか。

 こんなお騒がせ母子も、居間で仲良く並んで寝っころがる姿は、平和そのもの。

 時折、ピギが浜田さんの座るソファにどっかと乗り、猫のように「なでて」と甘えてくる。

 ミラは年のせいか体が重そうで、階段を上るときなど、ちらっと家族を振り返り「おしりを押して」との目線を送る。浜田さんは「はい、はい」と下から押してやる。

 「ミラはいつの間にか、(犬としては)私たちの年齢を追い越してしまいました。私たちががんばって世話してやらないとね」

 11月29日には、東京都内のホテルで、トークショーを開く。犬たちのためにも、引退はまだまだ先のようだ。

 (文・宮晶子、写真・高嶋ちぐさ)