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ルー(左)とシーを抱きながら、「猫のかわいさを知っちゃいました」と話す塚地武雅さん=東京都内で
ルー(左)とシーを抱きながら、「猫のかわいさを知っちゃいました」と話す塚地武雅さん=東京都内で
プロフィール

つかじ・むが 1971年大阪府生まれ。お笑いコンビ「ドランクドラゴン」で人気を集める。テレビ、映画でも活躍。NHK大河ドラマ「平清盛」にも出演。本文中の映画は10月6日より全国公開予定、詳細は HP で。

塚地武雅さんとルー、シー

しだいに心通じ
息ピタリの共演

 見事な丸顔、どれもかわいいっ、かな!?お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅さんが抱えているのは、猫のルーとシー。塚地さんは、この2匹と映画「くろねこルーシー」(亀井亨監督)で共演し、短い間ながら、飼い主の喜びを体験した。

 「もしもペットを飼うなら犬かな、と思っていたのですが、この撮影で猫のかわいさを知っちゃいました」

 映画では売れない占い師の役。世渡りが下手で、妻子とは別居。猫が大の苦手。中でも不吉といわれる黒猫が嫌いだった。しかし、偶然が重なって2匹の黒猫を飼うことになり、少しずつ変わっていくというストーリーだ。

 2匹は生後2カ月ほどで撮影に連れてこられ、そこで初めて塚地さんに出会った。

 初めはミャーミャー鳴いてばかりで、抱こうとしてもじっとしていることがなかったという。時には暴れまくって、てんやわんやの騒動に。

 「これまでペットを飼ったことがなくて、どうしたらいいのか、さっぱり分からない。2匹にはこわごわと接することしかできなかったんです」

 しかし、しだいに気持ちが2匹に通じたのか、2匹から塚地さんにすり寄ってくるようになった。

 塚地さんのほうも「猫って聞いているのか、聞いていないのか分からないけれど、なぜだか話しかけたくなる存在ですよね。たまらなく好きになっていきました」と笑いながら話す。

 さて、猫は演技も稽古もできないが。

 リハーサルでは本物の猫を使わないで、ぬいぐるみを相手に演技をしたという。ぬいぐるみに話しかけたり、抱いていた猫が逃げ出していくシーンでは、塚地さんがぬいぐるみを投げ出したり。「はたから見たら、とってもヘンなんですよ。でも、本番では、2匹の猫ちゃんたち、ここしかないというタイミングで、飛び出していったり、立ち止まったり、奇跡的なシーンがいくつも撮れたんです」と笑う。

 ルーとシーもすっかり塚地さんに懐き、塚地さんは本当に自分が飼っているような気がしてきたという。

 撮影が終わったときは、「子猫のときからずっと一緒にいたから、もう飼っていたのと一緒。もう会えなくなると思うとね・・・」と悲しかった。

 「でも、僕が猫を飼ったら、仕事が終わったら迷わず家に飛んで帰るようになってしまう。僕は彼女もいないし、出会いも少ないから、もう猫だけになってしまうでしょうね。それも困るなあ」

 (文・民井雅弘、写真・市川和宏)