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豆太郎を手に乗せながら「かわいいでしょう」と話す久保田磨希さん=東京都内で
豆太郎を手に乗せながら「かわいいでしょう」と話す久保田磨希さん=東京都内で
プロフィール

くぼた・まき 1973年京都府生まれ。大阪芸大放送学科卒。テレビ、舞台、映画で活躍。現在放送中のテレビ朝日系「京都地検の女」や28日スタートのNHK「つるかめ助産院~南の島から~」にレギュラー出演。活動予定は本人の ブログ で。

久保田磨希さんと豆太郎 文鳥(メス 5歳)

実の姉のように
赤ちゃんに愛情

 「夫婦ともども文鳥を溺愛している」というのが、女優の久保田磨希さん。現在、愛しきっているのが五歳になるメスの「豆太郎」。出会いは五年前、当時飼っていた「ラムネ」という名の文鳥のお婿さんを探しにペット店に行ったときだった。店のケージの中に瀕死(ひんし)のヒナがいた。

 「連れて帰らなければ、死んでしまうと思って・・・。迷っている時間はありませんでした」

 翌日から動物病院通いが始まった。幸い点滴と栄養剤の補給で体力が回復した。

 ヒナを見たときに、長年の文鳥飼育の経験から、女の子だと感じたという。「それでも、男の子だったらいいなという望みが捨て切れず、豆太郎という男の子の名前にしたのです」

 ところが、やはり豆太郎はメス。お婿さんにはならなかった。ラムネを母と慕いつつ、いつも一緒に行動するようになった。

 やがて久保田さんの妊娠が分かった。おなかの上に飛んで来ては楽しむ二羽がいて、それをほほ笑みながら見るという幸せな時間が続いた。

 しかし、妊娠八カ月のとき、ラムネが原因不明の病気で、突然亡くなってしまった。

 「ショックでした。落ち込んで、悲しくて、ご飯も食べられない状態になりました。でも、もっと悲しかったのは豆太郎だったと思います。以来、豆太郎が変わりました。精神的にも、身体的にも大きな変化が・・・」

 なんと、卵を産んだのだ!? しかもシーズンではないときに。

 「心配した通り、卵がつまり危険な状態になってしまいました。動物病院に連れて行ったけど、獣医師からも見放されて。病院から戻った後、手のひらに包んで必死で温めました。気持ちが通じたのか、元気を取り戻したんです」

 久保田さんの子どもが誕生した。生活は赤ちゃん中心に変化した。育児の多忙さの中、前のように自由気ままな放鳥時間を楽しめなくなった。

 「娘が誕生し、豆太郎にとっては、かまってもらえない寂しいことになっていると思います。でも、豆太郎はヤキモチを焼くどころか、娘のお世話をしたくてたまらないみたいなんですよ」

 赤ちゃんが起きているときは静かにしている。寝たと分かれば、「ケージから出して」と騒ぎ始め、赤ちゃんのところに飛んでいく。そして枕の横で寝顔をじっと見守っている。

 まるで赤ちゃんに愛情を注いでいるかのように「お姉さん」ぶりを発揮する。

 「その姿は本当に愛らしく、けなげで、癒やされます」と話す。(文・宮西ナオ子、写真・高嶋ちぐさ)