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速水健朗さんにだっこされる猫のサバ。「毎日必ず僕に遊びを要求します」と速水さん=都内で
速水健朗さんにだっこされる猫のサバ。「毎日必ず僕に遊びを要求します」と速水さん=都内で
プロフィール

はやみず・けんろう 編集者、ライター。1973年生まれ。石川県出身。NHKテレビの「NEWSWEB24」に出演中。主な著書は「ケータイ小説的。--“再ヤンキー化”時代の少女たち」「ラーメンと愛国」など。

速水健朗さんとサバ、タビ ロシアンブルー(メス 5歳)、ミックス(オス 4歳)

地震予知や捜索
超能力!?に驚き

 メディア論、都市論、ポピュラー音楽など幅広く執筆活動を行う速水健朗さん。クールな語り口の中にも、動物問題へのコメントには優しさがにじみ出る。それもそのはず、「サバ」と「タビ」という二匹の猫を飼っている。

 「昔はペットにはまったく興味がありませんでした。むしろ犬や猫を子どもみたいにかわいがってる人は変な感じがしましたね。でも今はすっかり、そっち側の人間になってしまいました」と笑う。

 動物好きとなる転機となったのは八年前、地域猫の多い東京都文京区に移り住んだ時だった。

 「駅前の飲食店の周りとか、学校の裏とか、あちこちに猫がいて、街の人にかわいがられているんです。自然に猫になじんでいきました」

 一匹の猫と仲良くなったが、まもなく姿が見えなくなり、寂しさを覚えた。

 そんなとき、家族から「ブリーダーさんのところに子猫を見に行かない?」と誘われ、そこで出会った子猫がロシアンブルーのサバだ。一目で気に入り、家族にした。名前は「大好きな大島弓子さんの漫画にサバという猫の話があり、これしかないと」と即決だったという。

 サバを飼ってまず驚いたのは、猫がきれい好きな動物だということ。「トイレできちんと用を足して砂をかけるし、身繕いもする。動物は不衛生だと思っていたのが、全く誤解だと知りました」

 さらなる驚きは、サバの超能力!?

 「ある夜、珍しく僕を起こしに来て、なんだろうと思ったら、その直後に大きな地震が来たんです。ほかにも、僕が隠したおもちゃを見つけてきたり・・・。当時は超能力かと思いましたね」

 サバが来た翌年、家の裏で弱っていた子猫のタビを見つけ飼うことにした。タビはとにかく甘えっこで、いつも膝に乗ってくる。でも、人見知りなので、写真はサバだけになった。

 「面白いのは、サバは一日のスケジュールがちゃんと決まっていて、その通りに行動しないと気がすまないんです」

 朝ご飯を食べたら、速水さんとお遊びタイム。夕方からは数時間熟睡し、夜家族が帰宅すると靴下をカリカリひっかいてから、ごろんとおなかを見せる。

 そして、寝る前には「サバタイム」と呼ぶ儀式が・・・。

 「風呂場の水道から水を出してもらい、ポトポト落ちてくる水をじっくり飲む。これで満足しないと、けっして寝ないんですよ」

 八月に新著「ショッピングモーライゼーション」(仮題)を出版する。将来は猫の研究本にも期待したい。

 (文・宮晶子、写真・市川和宏)