ペット大好き!情報
だっこは苦手という一虎だが、夜は近藤正臣さんの隣で寝るとか=都内で
だっこは苦手という一虎だが、夜は近藤正臣さんの隣で寝るとか=都内で
プロフィール

こんどう・まさおみ 1942年生まれ。京都府出身。テレビドラマ「柔道一直線」で人気に。俳優としてテレビ、映画などで活躍中。最新情報は所属事務所の HP で。

近藤正臣さんと一虎 猫(オス 2歳)

苦手なニャ外活動
私が毎晩お迎え

 近藤正臣さんの飼い猫は、体格のいいオスのトラ猫、その名も「一虎(いっこ)」。時代劇のヒーローのような名だが、その由来を聞くと、「猫をくれた友人が、子猫たちを、いっこめ、にこめ、と呼んでいたので、そのままいっこにしたんですよ」と冗談っぽく言いつつ、「正式名はちゃんと名字をつけて、近藤一虎ですから」と念を押す。本当はこだわりの命名に違いない。

 昔からたくさんの猫が家に出入りしていたという近藤さん。亡き母がよく猫の面倒を見ていたそうだ。そんな猫たちの中で1匹、つい最近まで長生きした猫「キック」がいた。22歳で大往生したのを見送ったとき、「これが私の最後の猫だと思いました」。

 ところがその後、友人から持ち込まれたのが、一虎だった。友人いわく「うちに野良猫が入ってきて子猫を4匹産んでしまった。一匹くらいもらってくれるよな?」。

 そこで近藤さんは注文をつけた。「猫を人に託すときは、上等のかつお節1本つけて渡すのが昔から礼儀というものだ」  かくして子猫は、高級なかつお節とともに近藤家へやってきた。

 近藤さんは、1年の半分近くを岐阜県郡上市の自然豊かな住まいで過ごす。一虎も近藤さんとともに東京と郡上を往復して暮らすことになった。郡上では野生動物を相手にダイナミック?な日々を送っている。

 「つい数日前も田んぼで泥だらけになりながら、キジと大バトルをやりました。でも、ケンカ下手でね。上から相手を狙えばいいものを、下からいくもんだから。まだ鳥を捕まえてきたことはない。せいぜい昆虫くらいですね」

 近藤さんも一虎に木登りの練習をさせてみたが、「高いところにのせるとすぐパニックになってダメ」。都会生まれのせいか、いまひとつアウトドアは苦手のよう。それでも毎晩外に出て狩猟に励むので、近藤さんが深夜に迎えにいく。

 「これが、呼んでもなかなか出てこない。すぐその辺にいるくせに、多分、相手にやられて情けなくて出てこられないんだよね。だから、3回は呼びにいってやらないと」

 自分で獲物はとれない一虎だが、近藤さんが釣った川魚をいつも堪能しているとか。なんとも幸せものだ。

 今年の夏休みは郡上でのんびり過ごす予定という近藤さん。7月21日には、同市内でアーティスト新井英一氏のライブをプロデュースする。自然の中で、一虎もちょっぴりたくましくなれるかもしれない。(文・宮晶子、写真・嶋邦夫)