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クマの縫いぐるみ?「いえ、メリッサ(左)とロミオです」と話す中川いさみさん=都内の公園で
クマの縫いぐるみ?「いえ、メリッサ(左)とロミオです」と話す中川いさみさん=都内の公園で
プロフィール

なかがわ・いさみ 1962年生まれ。横浜市出身。芝浦工大卒。ギャグマンガやイラストで活躍。代表作「クマのプー太郎」は、テレビアニメ化された。

中川いさみさんとメリッサ、ロミオ

朝と夕には散歩
すっかり犬担当

 人気マンガ「クマのプー太郎」の著者、中川いさみさんの愛犬は、クマの縫いぐるみのような2匹のトイプードル。メスの「メリッサ」は、オスの「ロミオ」よりだいぶ大きいが、2匹は仲良しだ。

 「僕としては、こういうかわいいタイプより、鼻のすっと伸びた犬らしい犬が好きなんですが、妻と娘が連れてきちゃったんです。で結局いつも、僕が犬の世話係になるんですよね」

 そういいながらも、2匹と散歩をする中川さん。行き交う人に「かわいい」と声をかけられ、けっこう楽しそうだ。

 少し前まで、中川さんの家にはミニチュアダックスフントのペペがいたが、15歳で死んでしまった。その後、奥さんがブリーダーのところへ行き、選んだのがメリッサ。

 「妻によると、トイプードルは毛が抜けないので犬アレルギーの息子にも大丈夫。頭もよく無駄ぼえもしないと」。前のペペは無駄ぼえに困ったので、慎重に選んだようだ。

 確かにメリッサはおとなしく、人の言うこともよく聞くので、中川さんも最初は感心した。「でも頭がいいと、また別の悪さをするんですね。人がかまってやらないと、トイレ以外の所にわざとウンチしたりして」

 メリッサのそそうに手を焼いているさなか、奥さんと娘さんがまた1匹トイプードルを連れてきた。それがロミオ。

 こちらは少々いわくつきで、ペット店から一度客に買われていったが、返されてきたという。「引き取り手がないと処分されるかも」と聞き、連れてきたのだ。

 ロミオは顔つきもぱっとせず、歩行もふらついていた。これまでいろいろあったらしい。だが家族にかわいがられるうちに本来の活発さを取り戻し、今ではジャンプが大得意。顔つきも愛らしくなってきた。

 雑誌などに7本の連載を持つ中川さんだが、家が仕事場なので、すっかり犬の「担当者」になってしまった。

 「まあ2匹で遊んでくれるので、そんなに大変じゃありません。朝夕の散歩も生活のリズムをつくってくれるし、うちの家族4人も、犬たちのおかげでまとまってきた感じがします」

 メリッサとロミオの体験を、このほどコミックエッセー「イヌのプー太郎 2匹のトイプードルに牛耳られる日々。」(メディアファクトリー刊)に描いた中川さん。

 「姿は縫いぐるみでも、2匹はそれぞれ強烈な個性を持つ、れっきとした犬だと分かりました。メリッサはおませな女の子、ロミオはやんちゃな男の子のようです」。2匹を見つめる目は、優しい父親そのものだ。

 (文・宮晶子、写真・戸上航一)