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山田真歩さんの前で、自慢の尻尾をピンと立てるよいこ=都内で
山田真歩さんの前で、自慢の尻尾をピンと立てるよいこ=都内で
プロフィール

やまだ・まほ 1981年生まれ。東京都出身。2009年映画「人の善意を骨の髄まで吸い尽くす女」でデビュー。本文中の映画は12日、東京、名古屋、大阪などで公開。詳細は HP で。イラストレーターとしても活動中。

山田真歩さんとよいこ 猫(メス 1歳)

映画で共演して
心通じ合う仲に

 女優の山田真歩さんは、三毛猫の「よいこ」と、近く公開予定の映画「レンタネコ」で共演した。よいこは動物プロダクションの所属ながら、「共演している間に、距離感が縮まり、自分のペットのような気がしてきました」と話す。荻上直子監督も、山田さんとよいこの自然なやりとりを生かすことを心がけたという。

 とはいっても、よいことはいつも一緒なわけではない。しかし、取材の際、山田さんはよいこを見て、「久しぶりぃー、大きくなったね!!」と、まるで成長したわが子を見るよう。よいこのほうも山田さんをしっかり覚えていて、尻尾をピンと立てて、自分から近づいて行った。

 山田さんは小さいころから猫好きだったという。

 「実家ではウサギ、ハムスター、昆虫なども飼いましたが、やっぱり猫が一番好きですね。美意識を持っているというか、自分を美しく見せることを知っている。人にこびず、対等でいるところもいいですね」

 実家でかわいがっていた猫も、よいこと同じ三毛猫だった。

 「とても仲良しだったのに、ある日突然いなくなってしまいました。放し飼いでしたから…。でも、猫は本来、そういう自由な生き物なのだと思います」

 一方、よいこは、東京都のブリーダーのもとから、現在の動物プロダクションに迎えられた。よいこという名は「みんなによいこ、よいこと呼んでもらい、人間大好きに育つように」との願いから。その期待通り、17匹もの出演猫の中から、山田さんの相手役として監督に起用された。

 山田さんも「よいこは、ちょっとシャイだけど、フサフサの尻尾がチャームポイント。若い女性が好みそうな猫ですね」と褒める。

 映画は、山田さん演じる寂しい独身女性が、猫をレンタルし、癒やされるという設定だ。

 撮影時、よいこはまだ3カ月の遊び盛り。山田さんがひたすらよいこの動きに合わせて演技した。

 「猫はなかなか人の思うとおりに演技してくれませんが、偶然ニャーと鳴いて振り返ったりして、意外な面白さを生かせることもあるんです」と山田さん。タレント猫でも、その自由を尊重するのは、猫への愛情といえるかも。

 現在は1人暮らしなので飼っていないが、「猫は心の穴を埋めてくれる存在。いい出合いがあったら、レンタルよりも本当に飼いたいですね」。

 (文・宮晶子、写真・由木直子)