ペット大好き!情報
「モン吉と寅、どちらも縁起がいいんです」と話す林家木久蔵師匠=東京都内の自宅で
「モン吉と寅、どちらも縁起がいいんです」と話す林家木久蔵師匠=東京都内の自宅で
プロフィール

はやしや・きくぞう 1975年東京都生まれ。玉川大卒。2007年9月真打ち昇進と同時に、二代目林家木久蔵を襲名。出演予定などはHP(所属事務所の「トヨタアート」で検索)で。

林家木久蔵師匠とモン吉、寅 モリフクロウ(10カ月) ニシクイガメ(2歳半)

動物用の部屋に
人が住む状態!?

 人気の噺家(はなしか)、林家木久蔵師匠は2007年12月以来、2度目の登場!! 前回はコキンメフクロウの「ホー」だったが、ホーは亡くなり、今回はモリフクロウの「モン吉」とニシクイガメの「寅(とら)」。フクロウと亀、木久蔵師匠は「どちらも縁起がよく、落語の仕事にもプラスになっています」と話す。

 ホーは寿命は平均2年といわれていたが、4歳まで生きた。その後、やはりフクロウが欲しくなり、なじみのペット店から「生まれたばかりの飼いやすいフクロウがいる」と連絡があり、一目で気に入った。名前は好きな「茂助だんご」から取った。モリフクロウは欧州から中国にかけて生息するフクロウ。前のホーよりもひと回り大きい。誕生は昨年の5月。カットしたウズラの肉を餌に、どんどん大きくなった。

 しかし、「飼いやすい」といえども、やはり猛きん類。飼育のノウハウがわからないことが多い。それで、「鳥を人間にあわせて飼育するのではなく、人間が鳥にあわせて、モン吉を飼育することにしました」。机、ベッドや本棚などを置いている自分の仕事部屋を改造した。

 ベランダに柵を造り、フクロウがベランダで遊べるようにした。部屋の中でもフクロウが止まりやすい場所をしつらえ、どこでもフンをしてよいように、テレビ、本棚や趣味の物などはビニールで覆った。モン吉の部屋に木久蔵師匠が住まわせてもらっているのかも。「モン吉のフンとか、毎日夜に30分ほどかけて、部屋を掃除します。モン吉のためだと思えば、苦にならないですよ」

 木久蔵師匠が机に向かって書き物をしていたり、落語のけいこをしていたりすると、モン吉はスーッと飛んできて肩に止まる。

 「そんなとき、目に見えない絆を感じ、してやったり!?と思うんですよ。猛きん類が自分から飛んできて、肩に止まるんですからね。癒やされ、疲れが消えますね」

 寅は、その前の寅年に迎えたので、そう名付けた。水槽の中でゆっくり動く。そのリズムが心地よいという。

 「フクロウや亀を飼うのは、私の趣味あるいは道楽かな。でも、落語には趣味や道楽を描いたものも多いんですよ」。先日も「私の道楽はペットで…」とモン吉の話を枕にしてから、落語の「茶の湯」に入った。客は「おお、そう来たか」という表情をして、楽しんでくれたという。

 木久蔵師匠は自分が住む東京都世田谷区の東京育成園で、「発芽の会」という落語会を定期的に開いている。次の第9回は19日に行われる。モン吉や寅の話も飛び出すかもしれない。

 (文・草間俊介、写真・五十嵐文人)