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「ボスとは16年ずっと苦楽を共にしています」と話す北川かつみさん=都内の事務所で
「ボスとは16年ずっと苦楽を共にしています」と話す北川かつみさん=都内の事務所で
プロフィール

きたがわ・かつみ 1971年生まれ、栃木県真岡市出身。2008年「~たびだちの時季~」でデビュー。本文中の新曲CDや活動予定などは本人の 公式HP で。

北川かつみさんとボス ヨークシャーテリア(オス 16歳)

疲れて帰っても
姿見ると元気に

 演歌歌手の北川かつみさんの愛犬は、16歳になるヨークシャーテリアの「ボス」。この種の犬で16歳は、人間でいうと90歳以上になるらしい。しかし、ボスは元気で、キビキビと動く。北川さんは「病気もしたことはなく、体はしっかりしています」と目を細める。

 ボスはチャコールのボディー、あまり吠(ほ)えたりはしない。人間の話をじっと聞く。話が分からないことがあると、首をかしげる。そこがまたかわいい。

 栃木県出身の北川さんは子どものころから、歌が好き。地元のカラオケ大会に出て演歌を歌ったとき、音楽関係者と知り合い、歌手を目指す決意を固めた。高校を出ると、夢を実現させるべく、上京して一人暮らしをしながら歌の修業を始めた。

 25歳の時、当時住んでいたアパートの近くのブリーダーから「いい犬がいる」と誘われ、生まれたばかりのボスと出会った。名前は好きな缶コーヒーの名前から付けた。以来、16年ずっと苦楽を共にしてきた。寝るのも起きるのも同じベッドで一緒だ。

 「仕事でつらかったり、嫌な思いをしたりしても、自宅に戻れば、ボスがいてくれる。ボスに癒やされて1日が終わり、嫌なことを忘れます。翌日もまた元気をもらって仕事へ・・・」

 ボスが一番好きなのは散歩。ドアが少しでも開くと、すぐに外に飛び出ていく。北川さんは忙しいが、できるだけ散歩に連れていくようにしている。

 「ボスを自分の分身あるいは子どもだと思って接すれば、必ず応えてくれます」

 北川さんは自分で「おばあちゃん、おじいちゃん子でした」と語る。一人暮らしなので、長期にわたって家をあけた際に、ボスを栃木県の実家に預けたことがあった。ボスは祖父、祖母にもよくなついた。

 4年前、夜明け前に、珍しくボスが落ち着かず吠え続けた。それから、しばらくして実家から祖母が亡くなったとの知らせが届いた。「ひょっとすると、祖母が会いに来たのかもしれませんね。ボスには分かったのかも」

 今も地方公演などでは、ボスをペットホテルに預けている。でも、「寂しいんじゃないかなあ」とよくホテルへ電話をしてしまう。本当は自分が寂しいのかも。

 北川さんは今年2月、歌詞が英語という新曲「さくら さくら・・・」という新曲を出した。今月23日は東京都日野市、25日には同八王子市で、ミニライブと歌謡ステージにそれぞれ出演というスケジュールが組まれている。「ボスのためにも、気合が入ります」と熱を込めて話す。

 (文・草間俊介、写真・高嶋ちぐさ)