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「レーラとはドイツ語で先生の意味です」と語る今川映美子さん=都内の公園で
「レーラとはドイツ語で先生の意味です」と語る今川映美子さん=都内の公園で
プロフィール

いまがわ・えみこ ピアニスト。武蔵野音大非常勤講師、同大学付属江古田音楽教室講師も務める。2008年ルーセル国際コンクール(ブルガリア)の審査員。コンサート情報などは HP で。

今川映美子さんとレーラ トイプードル(メス 10歳)

緊張感をほぐす
貴重な内助の功

 ピアニストとしてテレビ、ラジオ、コンサートなどで活躍している今川映美子さん。海外での仕事も多く多忙な日々を送っているが、そのエネルギーの源はトイプードルのレーラ嬢だという。10歳になる。

 「もう10年前のこと。友人が飼い犬のトイプードルの写真を見せてくれたのです。ぬいぐるみみたいにかわいかったので、思わず『欲しい!!』と言ったら、すぐにブリーダーを紹介してくれて…」

 1月4日に生まれたばかりの子がいるからすぐに見に来るように誘われた。

 「ウィーン留学中に猫を飼ったことがありますが、犬は初めて。しつけや散歩など、私にできるかしらと不安でした」

 しばし悩んだものの、家に迎えることにした。決め手になったのが今川さんの尊敬している師匠と同じ誕生日だったこと。そこに縁を感じ、名前もドイツ語で「先生」という意味のレーラに。以後、レーラは今川家の一人娘として、幸せな生活を楽しんでいる。

 今川さんは普段の練習もさることながら、コンサートを控えると練習量も半端ではなくなる。ひたすら練習に没頭していると、ふと熱い視線を感じることがある。

 「その視線の先をたどると、レーラがソファに座ってじっと真剣に私を見ているのです。私のピアノに耳をそばだてて聴いていてくれる」

 練習中は決して邪魔をしない。練習が終わって一休みしようと思うと、尾っぽをぶるんぶるんと振りながら、今川さんのところに飛んできて甘えるのだ。

 「コンサート前は緊張して神経が高ぶっているのでしょうね。レーラがいてくれてよかったと心から思います。すごく癒やされますから」

 もちろん家族の一員として欠かすことのできない存在である。

 「休日は主人と私とレーラで散歩をするのが大きな喜び。レーラは家族思いなんです。主人か私の1人でも欠けると、それだけで、もうくんくん寂しそうに鳴いていますから」

 甘えん坊ではある。しかし、時には1匹で留守番をしなくてはならないこともある。そのようなときは聞き分けがよい。

 「あえて教えたわけではないのですが、私が仕事で外出するとき、お化粧などをしていると、自らケージの中に入って静かに座っています。一緒に連れて行ってくれなんて駄々をこねたりしません」

 あまりにけなげなレーラ。今川さんのピアノ人生において「内助の功」を発揮してくれるかわいい伴侶であり、子どものような存在でもある。(文・宮西ナオ子、写真・高嶋ちぐさ)