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「きなこの毛の色がお気に入り」と話す小日向さん=都内の公園で
「きなこの毛の色がお気に入り」と話す小日向さん=都内の公園で
プロフィール

こひなた・ふみよ 1954年生まれ、北海道三笠市出身。「自由劇場」を経て、映画、舞台やテレビドラマなど出演多数。本文中の映画情報は HP で。

小日向文世さんときなこ トイプードル(オス 4歳)

日ごろの世話が
仕事に役立った

 俳優の小日向文世さんの愛犬は、トイプードルの「きなこ」。毛はピンクとベージュを合わせたような色。「この色がとても気に入っているんです」

 4年前、子どもの中学受験などで忙しくなり、夫人が「家族の癒やしになれば」と考え、犬を飼おうと提案してきた。小日向さん自身、当時は犬はあまり好きではなかったが、「いいよ」と返事をした。夫人はどの犬種にしようかインターネットやペット店で研究した。

 映画の仕事で自宅を離れていた時に、夫人から写真付きのメールが届いた。ペット店でこの子に決めたとあった。かわいい子犬が写っていた。名前は家族で話し合い、和風がいいということになって、きなこと決まった。

 しつけのトレーニングや、予防接種などを済ませ、生後4カ月で、きなこは家にやって来た。夫人がきなこの母親代わり。きなこはいつも夫人を後追いし、足元にべったり。散歩も夫人が担当している。

 では、小日向さんとの関係は? オス同士、対抗心があってか、場所を取り合ったりすることがある、時にはうなり声をあげて、小日向さんに対して自分を主張する。

 でも、仲はよい。きなこはあまり吠(ほ)えない。しかし、小日向さんが帰宅すると、玄関で待ち構えていて、「お帰りだよ」と吠えて、夫人らに知らせる。きなこはリビングのソファがお気に入りで、いつも同じ場所にいる。小日向さんは「いつもの場所にいるな」ときなこを見る。小日向さんはたまに餌をやる。「待て」と言うと、「よし」と言われるまでじっと待つ。「お手」もこなす。

 夜は寝る前に必ず小日向さんにおやつをおねだりに来る。小日向さんがおやつをくれるまでじっと待つ。おやつを食べたら寝る-きなこのお決まりだ。

 小日向さんは「きなこにとっては、私は夜のおやつをくれるだけの人なのかも。でも、きなこを見ていると、家族がきなこに癒やされているなと思えてきて、自分自身も癒やされます」と笑う。

 小日向さんは25日から公開の映画「犬飼さんちの犬」(亀井亨監督)に主演している。共演した犬は真っ白いムクムクのサモエド犬。ロシア・シベリア原産といわれ、日本ではあまり見ない犬種だ。口角を上げていて、いつも笑っているような表情はサモエドスマイルと呼ばれる。

 最初の顔合わせで「私は人間のオスです」とスムーズにあいさつができた。壁はなく、抱きしめたりのスキンシップがうまくいった。愛犬とのつきあいが役に立った。

 「よい関係が築け、仕事を楽しむことができた。それもきなこのおかげかも」

 (文・草間俊介、写真・戸上泰雅)