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愛猫を抱きしめるマエキタミヤコさん。左からクロ、ハナ、ハナクロ=都内で
愛猫を抱きしめるマエキタミヤコさん。左からクロ、ハナ、ハナクロ=都内で
プロフィール

まえきた・みやこ 1963年東京生まれ。コピーライター、クリエーティブディレクター。広告代理店勤務後、「サステナ」設立。活動などは HP で。

マエキタミヤコさんと4匹の猫たち DD(メス 5歳)、クロ(オス 4歳)、ハナ(メス 4歳)、ハナクロ(メス 4歳)

わが子と一緒に
寝る姿に安らぎ

 マエキタミヤコさんは環境省がネットで展開する「いきものみっけ」事業など、自然・動物保護のプロジェクトを多く手がけている。都内の自宅は屋上緑化され、イネ科の植物が青々と茂っている。ミミズも放してあるそうだ。家には4匹の猫がいる。

 「猫たちもこの草が好きでよく食べてますよ」

 母猫の「DD(ディディ)」と、子の「クロ」「ハナ」「ハナクロ」。みな知らない人間を見ても平気で、いすの上や階段の踊り場などでくつろいでいる。ちなみに人間も3世代6人家族で、実に開放的な雰囲気だ。

 「娘と夫がたまたまペット店へ行き、アメリカンショートヘアのDDに一目ぼれしてしまいました」

 一家にとって初めての純血種であるDDだが、ちょっと変わった性格とか。例えば、読書をしていると、ダダーッと走ってきて、バーンと人に体当たりするなど、不可思議な行動をとる。

 やがて1歳にもならないうちに出産。外へ抜け出したときに妊娠したらしい。生まれた5匹のうち2匹は人に譲り、残った3匹がクロたちだ。

 みな母猫より体格がいい。大きいのがオスのクロ。それが母猫DDには脅威なのか、階段などで接近遭遇すると、バチン!!とクロに猫パンチしている。

 メスのハナは母猫似でシルバーの毛。同じくハナクロも母似だが、小柄だ。

 「小さいとき体が弱かったので、一番かわいがりましたね。今はすごいオテンバで、鳥を捕ってきますよ」

 マエキタさんの娘はクロ、息子はハナと仲良し。「忙しくても、子どもたちが猫と一緒に寝ている姿を見ると、安らぎます」

 マエキタさん自身も、猫が好きなのは母の影響だ。父の仕事の都合で、一家は海外生活が多かった。母はよく猫を保護して飼った。一番の思い出の猫は、香港で拾った「パタ」。

 「黒っぽい三毛の子猫で、小さい足でパタパタ音をたてて歩いて…。家に入れるなり、私のひざにのって寝てしまいました」

 日本に連れ帰り、16歳まで生きた。最期までじたばたせず、気品をも感じさせる生と死だった。

 「母が何度も、パタは立派だね、立派だねと言っていました。その母がこの9月に亡くなりました。まるでパタのように潔い死でした」

 動物は、死を自然のものとして受け入れる。パタがお手本を示してくれたとマエキタさんは考えている。

 猫との暮らしは次世代に受け継がれ、またたくさんのことを教えてくれるだろう。

 (文・宮晶子、写真・嶋邦夫)