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(右から)デビット、ボク、ダイアナ、マーガレットに囲まれる槇原敬之さん。あと4匹飼っているんだとか=都内で
(右から)デビット、ボク、ダイアナ、マーガレットに囲まれる槇原敬之さん。あと4匹飼っているんだとか=都内で
プロフィール

まきはら・のりゆき 1969年生まれ。大阪府出身。シンガー・ソングライターとして活躍。「世界に一つだけの花」など多くの名曲を生み出す。本文中のコンサート情報は HP で。

槇原敬之さんとボクたち ★フレンチブルドッグボク(オス 9歳)、ダイアナ(メス 3歳)デビット(オス 2歳)、マーガレット(メス 2歳)

DOGはGOD
神のような存在

 愛犬家で知られるシンガー・ソングライターの槇原敬之さんの飼い犬は何と8匹。ほとんどがフレンチブルドッグで、取材にはそのうち4匹を連れて来てくれた。

 9歳になる「ボク」は落ち着いた様子だが、3歳の「ダイアナ」とその子「デビット」「マーガレット」は、あちこち物色して回るのに忙しい。愛犬たちの名前はだいたい英王室からいただいているとか。

 「レコーディングも犬連れでやったりしています。大変ではあるんですが、いたずらする犬たちをコラッー!!とか叱(しか)っているうちに、いい気分転換になったりするんです」

 犬たちにきめ細かく目配りする槇原さん。優しくて温かい音楽は、この犬たちのなごみ効果も大きいと納得。

 それにしても、いつからこんな大所帯に?

 「最初、フレンチブルの『ケンタ』と出会い、この犬種のかわいさに打ちのめされてしまったんです。とぼけた表情が、かすかに哀愁を帯び、ニクイねぇって」

 やがてフレンチブルドッグが3匹に増え、家の中はぐちゃぐちゃの状態に。「もう増やすまい」と思っていたが、ある寒い冬、知人がパグの子犬を拾い、「飼わないか」と持ち掛けてきた。

 「絶対断ろうと思っていましたが、子犬を抱いたとき、がくぜんとしました。(捨て犬を生み出す今の)世の中そのものが、自分の手のひらの上にいるんだなあと」

 現実を目の当たりにして、意識が変わった。そのパグを引き取った。さらに縁があって、フレンチブル4匹を迎えた。

 だが、思いがけぬ不幸が。そのうちの1匹「ゆんぼ」が去勢手術の際、麻酔の事故で死んでしまったのだ。

 「ゆんぼはとても気管が細く、それが事故につながってしまったそうです。つらかったけど、大事な教訓になりました」

 その一方、若いダイアナは去勢前のオスと子づくりして、デビットたちが生まれ、現在の数になった。

 「オスたちはボス争いをして大変。秩序を守るため、僕がしっかりリーダーシップを取るようにしています」

 この夏、最初に来たケンタが天国へ行った。ゆんぼの時と違い、今回はできる限りの世話をしてやり、「後悔はありません」と槇原さんはほほ笑む。

 「DOG(犬)は反対から読むと、GOD(神)。犬は人を愛し続けてくれる神様のような存在かもね」

 22、23両日に、東京・日本武道館でオーケストラとコンサートを開く槇原さん。天国の2匹も、見守ってくれていることだろう。

 (文・宮晶子、写真・木口慎子)