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「桃太郎(左)、アヴィそれに私、さわやかトリオです」と話す浅田さん=都内の散歩道で
「桃太郎(左)、アヴィそれに私、さわやかトリオです」と話す浅田さん=都内の散歩道で

プロフィール

あさだ・みよこ 東京都出身。TBSのドラマ「時間ですよ」でデビュー。映画「釣りバカ日誌」シリーズ7~20にレギュラー出演。「日本動物虐待防止協会」などの活動でも知られる。

浅田美代子さんと桃太郎(シーズー オス 18歳7ヶ月)、アヴィ(ミックス メス 推定6歳)

保護犬と高齢犬
一緒に幸せ人生

 今月14日に封切られた警察犬をテーマにした映画「きな子~見習い警察犬の物語」で、若き警察犬見習い訓練士の母親役を演じる女優の浅田美代子さん。愛犬はシーズーの桃太郎(18歳7カ月)とミックスのアヴィ(推定年齢6歳)の2匹だ。

 アヴィの年齢が「推定」なのは昨年、保護団体から譲り受けたから。

 浅田さんは小さい時から、外飼いのミックス犬を飼っていたが、部屋飼いはシーズーの「ボク」から。「ボクは21歳の天寿を全うしました。しかも亡くなる前日まで元気でいて、大往生だったんです」

 ボクちゃん亡き後、同じくシーズーを兄弟で2匹求めた。それが桃太郎と柑太郎(かんたろう)だ。しかし、2年前の夏、16歳7カ月の柑太郎が心臓疾患で、闘病生活の末、死んでしまった。

 それから約1年の後、浅田さんは放棄された犬の飼い主活動に共鳴し、保護犬のために何かできないかと考えながら、インターネットを見ていたら、ある団体のサイトでアヴィを見つけた。

 「最初は自分になついてくれるのか、高齢犬の桃太郎と仲良くできるのか、少し不安でした。とにかく自分のできることを、勇気を出してやってみようと…」

 飼い主になるための審査は厳しかったが、譲渡にこぎつけた。最初は不安そうにして、よりつかなかった。「おびえてケージの中に入っていました。虐待されていた形跡も見つかり、過去、どのような仕打ちを受けていたのか考えるだけで胸が痛くなりますね」。しかし、共に暮らして1年以上が経過した今では、浅田さんにべったり甘えるかわいい存在だという。

 桃太郎との相性も悪くはなかった。異性のアヴィに対してはお互いに「微妙な距離」を保ち、争うことはない。

 「桃ちゃんは高齢犬ですから、無邪気で元気な子犬が来て『遊んで、遊んで』なんてかまわれると、ストレスかなあとも思ったんですけど、アヴィちゃんくらいの年齢の子で、むしろよかったのでしょうね」

 桃太郎は昨年、前庭障害の症状が出た。「前庭」とは耳の一番奥、内耳にあり、体の平衡感覚を維持するための器官。以後、首が傾き、おしっこシートまでも歩けなくなってしまった。

 「でも、どんな障害があっても最期まで幸せな人生を全うしてほしい。そして、私も『保護犬全権大使』のアヴィちゃんとともに、犬の保護に関するさまざまな活動をしていきたいと思っています」

 大切な桃ちゃん、アヴィちゃんを抱きしめながら笑顔を見せた。

 (文・宮西ナオ子、写真・稲岡悟)