ささもと・れな 1985年生まれ。千葉県出身。1998年からミュージカル「ピーターパン」の5代目主演を務め、その後も「ウーマン・イン・ホワイト」など舞台で活躍。
顔のブチ模様に
思わず一目ぼれ
顔の真ん中にあるブチ模様がチャームポイントのウサギの「アペ」。
「とても個性的ですよね? 私も初めて見た時、その顔、どうしちゃったのって感じで、一目ぼれしてしまいました」と、飼い主の笹本玲奈さんは言う。
アペは、レッキスという種類のウサギ。ビロードのような柔らかい毛が特徴だ。
「渋谷のデパートに、ウサギの飼育用品を買いに行った時、出会ったんです。名前も直感的にアペ、と」
実はこのアペ、笹本さんにとって2匹目のウサギ。少し前に「のこ」という名のネザーランドドワーフ種のウサギを飼い始めたばかりだった。
「実家では犬を飼っているんですが、小動物にも興味があり、いつかウサギを飼いたいと本を読んだりして知識を仕入れていたんです。そして最初に出会ったのが、のこです」
2年前。舞台の仕事で訪れた福岡市で、ふらりと入ったペット店に「大福みたいな」のこがいた。新幹線で6時間かけて家に連れ帰った。名前の由来も、博多湾の観光名所、能古島から。
しかし、のこは警戒心が強いタイプ。人に懐かず、抱っこしようとすると暴れてしまう。
「でも一緒に暮らしているうちに、だんだん触れるようになりました。最近は私の指をペロペロなめたりします。『やっと信頼してくれたんだな』とうれしいですね」
2匹目のアペは、のこよりずっと人懐こく、抱っこも好き。頭をなでると、もっともっと、とせがんでくる。
「ただ残念ながら、2匹はオス同士で威嚇し合うので、一緒に遊ばせたりはできません。ケージも別々。でも、2匹ともトイレの場所をすぐ覚えてくれたので感動しました。おかげで毎朝のケージの掃除もラクなんですよ」
おとなしいウサギたちだが、嫌いな人が来ると、足をダンダン鳴らしたり、鼻をブーといわせたり、ささやかな抗議を示す。反対にご機嫌なときは、ぴょんぴょん走り回る。特にアペは猛スピードで跳びはねるという。
毎晩、ウサギたちを1匹ずつケージから出して、遊ばせるのが笹本さんの日課だ。
「忙しい時でも、かえってこの時間が癒やしになります。おもちゃを投げて走らせたりして、こっちも夢中で遊んじゃいます」
7月19日から東京国際フォーラムで行われる舞台「ピーターパン」に再び主演する笹本さん。アペたちに負けない軽やかな演技を見せてくれそうだ。
(文・宮晶子 写真・藤原進一)





