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東京・谷中霊園の猫 寄生虫感染はゼロ
専門学生が調査

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 地域猫の多い場所として有名な東京・谷中霊園で、「中央動物専門学校」(東京都北区)の学生グループが、地域猫を対象に寄生虫の感染調査を行った。地域猫の健康状態を調べることを目的としたユニークな調査で、猫の排せつ物を採集して調べた。その結果、寄生虫感染はまったく見られなかったという。

 調査を行ったのは、同校動物看護研究科3年の学生2人。昨年9月から12月にかけて行った。

 同霊園で33匹の地域猫を確認し、33個の猫のフンを探して採取した。猫回虫など6種の寄生虫を調べたところ、全く発見されなかった。

 同研究科はこれまでに、東京都江東区や渋谷区などでも同様の調査を行ったが、すべて1割から3割の割合で、フンに寄生虫が発見された。

 今回、谷中霊園では寄生虫が全く発見されなかったことについて、調査を指導した教員の佐伯英治獣医師は「霊園は周囲と隔絶されていること、近隣住民が去勢や餌やりなどをして猫をよく世話し、その結果、猫の年齢層が高く、幼猫に多い寄生虫が見られなかったのでは」と推察している。

(2010年6月21日)